
ほんとに滑り止めは受ける必要がある?
滑り止めを受ける理由は?
どのような企業を滑り止めにするべきなの?
ない内定を避けるためには何社くらい滑り止めを受けるべき?
こんな悩みを解決できる記事にとなっています。
この記事を書いた人
結論だけ先にお伝えすると、就活で滑り止め企業を受けることは必須です。
というのも、倍率が高い人気企業だけ受けていては「無い内定」になる可能性があるから。
就職人気ランキングに入るような企業は倍率100倍越えが普通なので、人気企業ばかり受けるのはリスクが高すぎです。
実際にぼくの同期には人気の大手企業のみ受けて就活大失敗した人もいました。エントリー企業に全落ちした後の就活はかなりきつそうでしたね、、
また滑り止め企業をうまく選ぶことができれば、次のような就活をすることがきます。
メンタル的にかなり楽ですよ。
・就職できないという恐怖がない
・ 自信をもって本命企業を受けられる
・心にゆとりをもって就活できる
この記事では「滑り止め企業を受けること重要性」「滑り止め企業を選ぶコツ」について解説します。
これからエントリーする企業を選ぶときに重要になる考え方をまとめているので、参考にしてみてくださいね。
目次
就活で滑り止めを受けるべき理由
就活で滑り止めを受けるべき理由は、無い内定の恐怖から解放されることです。
選考が進み持ち駒が減っていくと「内定がもらえず就職できないかもしれない・・」と不安になります。
多くの企業が3月でエントリーを締め切ります。なので、3月を過ぎると「いいなと思える企業」はなかなか見つけられないのが現実なので。
「持ち駒が減る⇒受ける企業がみつからない⇒無い内定に恐怖を感じる」となってしまうわけです。
滑り止め企業は必ず受けるようにしましょう。

1つ内定があると就活を有利に進められる
滑り止め企業からでも内定が1つあると就活は有利に進められます。
理由は下記の2点です。
・精神的にゆとりがあるの選考で緊張しにくいから。
・評価されたことで自信をもって面接でも話せるから。
一方で、無い内定で就活を進めていくのはかなりきついです。
就活ではなぜ選考に落ちたのか分からないことが多いので、不採用が続くと「自分は価値がない・・」と自信がなくなってくるから。
実際、経験や能力に大差がなくても「無い内定で自信がない人」と「内定があり自信がある人」では評価のされ方がかなり変わります。
具体的には下記のようなイメージ。
無い内定で自信がない人:覇気がないので仕事ができなそうに見える。
内定があり自信がある人:優秀そうに見える。他企業に評価されたことが優秀である証拠になる。
内定が1つあるだけで就活はかなり楽になります。
滑り止め企業を受けて早めに内定をゲットし、就活を有利に進めていきましょう。
就活で滑り止め企業を選ぶ基準
滑り止め企業の条件は「倍率が高くない」と「興味を持てる」の2つを満たしていることです。
理由としては下記の通り。
倍率が高い企業:選考通過がむずしい。
興味を持てない企業:志望動機が浅くなるので志望度が低いと判断される。
どちらかでも条件を満たさない企業は、内定を取るのは難しいので滑り止めにはなりません。
また「志望度って選考での評価に大きく関わるの?」と疑問に思うかもですが、 新卒採用はポテンシャル採用なので志望度はかなり重視されます。
「志望度が高い=モチベーション高く働いてくれそう=成長できそう」と判断できないと、能力があっても落とされてしまうんですよね。
体験談:志望度が低い企業に落とされた話
私は外資系企業に内定後、少し興味があるという理由で不動産業界のある企業にエントリーしました。
「難関外資に評価されたし余裕で内定」と思っていたのですが結果はES落ちでした。
(外資系企業は倍率:200倍、不動産業界の企業は倍率:40倍ほど。)
落とされた理由はひとつで、志望度が低いことを見抜かれたんだと思っています。志望業界の企業とくらべて志望動機をうまく書けなかったので。
「能力や経験的には内定できると思える企業」に落とされることは普通にあります。
それほど就活では志望度が重視されています。
繰り返しですが、滑り止め企業は「興味を持てる企業」と「倍率が高くない企業」の2つを満たしていることをが大切ですよ。
よくある質問①:志望業界の中から滑り止め企業を探すべき?

興味を持てそうであれば「 志望業界内の企業」でも「 志望業界外の企業」でも問題ありません。
大切なことは「興味が持てる➝深い志望動機が作れる➝志望度をアピールできる」ということなので。
ぼくは「金融」「メーカー」「テーマパーク」の業界から内定をもらっていますし、逆に友人の中には「人材系」のみから4社内定をもらった人もいます。
大切なのは「本当に興味を持てている企業」かどうかということですよ。
注意点としては、志望業界の3-5位くらいの企業は「滑り止め」にはならないということ。
というのも、受ける学生のレベルも高いにも関わらず倍率も高いからです。
例えば総合商社の中で「三菱商事」に行きたいのあれば、業界2-5位「三井物産」「住友商事」「伊藤忠」「丸紅」も受ける人が大半。
さらに業界TOPクラスの企業は人気も高いので、多くの学生がエントリーします。
志望業界内のの大手に行くことへ執着して、業界3-5位の企業を滑り止めにすることは「無い内定」への第1歩になってしまいますよ。
繰り返しですが、興味を持てる仕事ができる企業であれば「志望業界内」でも「志望業界外」でも問題なしです。
滑り止めは早期内定をとれる企業がおすすめ
「滑り止め企業」は選考が行われる時期が早く、内定も早く出る企業がおすすめ。
というのも、内定を早くから持っているほど精神的なゆとりはありますし、自信をもって他企業の選考を受けられるからです。
本命企業と滑り止め企業の選考が同じタイミングだったら、どちらを優先しますか?ほとんどの人が「本命企業」ですよね。
滑り止め企業の選考時期が、本命企業と被ると対策がおろそかになって合格率も落ちてきます。
そうなると「滑り止め」と考えていた企業に落とされることになるんですよね。
滑り止め企業の中には内定が早い企業もいれるようにしましょう。
内定が早い企業を探すために使うべき就活サービス
内定が早い企業を受けるおすすめの方法は下記の2つです。
これらをおすすめする理由は特別ルートなので、選考が通常よりもはやく進んでいくから。
また「 特別ルート=ある程度評価が高い状態でスタート」ということなので、内定率が高いこともおすすめの理由です。
先ほど紹介した2つのサービスの使い分けとしては下記のイメージです。
就活生なら2つとも完全無料で使うことができます。
利用したことがない方はこの機会にぜひ登録してみてくださいね。
よくある質問②:滑り止め企業を含めて何社くらいエントリーするべき?
「滑り止め企業を含めて何社くらいエントリーすればいいの?」と悩んでいる方も多いと思います。
個人的には合計で「25~30社」エントリーすることがおすすめです。内訳として下記を参考にしてみてください。
エントリー企業の社数と内訳
・本命企業:10社
・第2志望群の企業:5-10社
・滑り止め企業:10社
就活ではエントリーしすぎても失敗するし、エントリーが少なすぎても失敗します。
・エントリー数が多い:1社にかける時間が減り質が低いESが完成する
・エントリー数が少ない:就活力が上がる前に持ち駒が全滅するのでない内定
失敗する理由は上記の通りです。
全就活生の平均である「25~30社」を目安にエントリーしていくようにしましょう。
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就活でエントリー数が少ないと失敗するの?企業の選び方も解説します
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滑り止め企業を受けるときの注意点
滑り止め企業だからといって、手を抜いて選考に挑むことは絶対にNGです。
面接官はこれまで何百人と就活生を見てきているので「うちを滑り止めにしてるな」と分かるものだからですね。
「準備してなそう」「態度が良くないな」など感じられないように「滑り止め企業」でも全力で受けるようにしましょう。
特に志望動機は入念に準備するべきです。
ガクチカや自己PRは本命企業用のものを使いまわせますが、志望動機は受ける企業にあわせて作り直さなければならないからですね。
なので、手を抜けば浅い志望動機が出来上がり、志望度低い=不採用となってしまいます。
実際、ぼくの友人で「君はうちに来ないだろうから内定はあげれない」と最終面接後に言われた人がいるほど。
滑り止め企業も本命企業と同じくらい本気で準備して、選考を受けるようにしましょう。
まとめ
今回は「就活における滑り止め企業」について解説してきました。
実際、就活で滑り止め企業を受けることは必須。
しかも、滑り止め企業を上手く選び「早期内定」を獲得することができれば就活を有利に進めることができます。
この記事で紹介した「滑り止め企業を選ぶ基準」を参考にエントリーするべき企業を考えてみてくださいね。
今回は以上です。