
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
・理系就活と文系就活の違い
・理系が就活を楽に進める方法
本記事の信頼性
この記事を書いている私は理系院卒の社会人2年目。
学部・院で2回就活をした経験をもとに、100人近い理系学生の就活をサポート。
「理系の就活は文系よりも楽!」
「研究で時間が取れないから文系よりもきつい・・」
と異なる意見を聞いて本当はどっちなの?と悩んだ人も多いと思います。
そこで、この記事では「理系と文系の就活の違い」「理系が就活を楽に進める方法」について紹介していきます。

理系就活と文系就活の違い
理系と文系の就活の違いを4つ紹介します。
理系就活と文系就活の違い
・研究室推薦を利用できる
・就職先の選択肢が多い
・理系だけの特別ルートがある
・研究内容について聞かれる
それぞれ順に解説していきます。
研究室推薦を利用できる
理系は「研究室推薦を使うことができる」という点は文系との大きな違いです。
「ESだけ免除」「最終面接のみ」など場合によって推薦のレベルは違いますが、一般で受けるよりも有利なのは間違いありません。
実際、ぼくの研究室でも毎年1/4のくらいの学生は研究室推薦を使って、楽に内定を獲得して就活を終えていましたね。
注意点としては「研究室推薦はほぼ辞退できない」ということです。
というのも、研究室の教授と企業が繋がっているため、辞退すると教授のメンツがつぶれるので辞退をしたいと言える雰囲気ではないからですね。
研究室推薦を使うことができるのは理系ならではの特権です。
ですが、辞退できないので、慎重に検討してから使うようにしてくださいね。

就職先の選択肢が多い
理系と文系の就職先の選択肢は下記の通りです。
- 理系⇒技術職・文系職
- 文系⇒文系職
理系は文系とは違い技術職・文系職の両方から就職先を選ぶことができます。
というのも、研究・開発職などの「技術職」は理系のみの募集としている企業が多いからですね。
新卒で「技術職」として内定をもらった文系学生は聞いたことがありません。一方で、理系で文系職として内定をもらう人はかなり多いですよ。
このように理系は文系に比べて就職先の選択肢が多いのです。

こんな疑問があるかもです。
ですが、理系は「文系職」として受けても不利になることはありません。
なぜなら、文系職では専門性を求められないからです。
実際、文学部の人が金融系の企業に内定をもらったり、逆に経済学部の人が出版社から内定をもらったりとはよくあることなのです。
理系でも文系職で不利になることはないので安心してください。

理系だけの特別ルートがある
実は、理系だけの特別ルートにのって選考を進められることがあります。
なぜなら、理系の人材をほしいと考える企業が増えているから。
実際、ぼくも「選考なしでインターンに参加」「2次面接からスタート」など、理系院生という理由で優遇されたことはありました。
研究内容について聞かれる
理系の場合はESや面接で「研究内容」をほぼ100%聞かれます。
「研究内容」を就活のために整理する必要があるのは、文系との大きな違いです。
就活だからと油断して、研究内容の説明を適当にしてしまうと
- 論理的に伝える能力がない
- 真面目に研究する気がない
と企業に判断されて不採用にされる可能性が高いので、注意してくださいね。

このように不安になる人も多いと思います。
ですが、研究成果がなくても就活は上手くいくので安心してください。
というのも、企業は研究成果がある人を採用しようと考えているわけではないからです。
企業が研究成果を聞く目的は
- 論理的に伝える能力があるか
- 自分の研究に真剣に向き合えているか
- 自分の研究を理解してすすめられているか
といったところなので、成果があるかないかで評価をしていません。
実際、研究をさぼっていて卒論・修論がまともにかけなそう人でも、大手からバンバン内定を獲得することもできているので、、
「研究成果がない=就活が不利」というわけではないのです。
よくある質問①:理系でも就活のために資格は必要なのか?

こんな疑問に回答していきます。
結論として、理系は就活で資格はいりません。
なぜなら、資格があっても就活を有利に進められる可能性が低いからです。
実際、ぼくはTOEIC850をアピールして就活を進めましたが全く評価されませんでした。面接で質問されたこともなかったですね、、
就活のために資格を取らなくてOKです。
自己分析や業界研究をしている方が内定に近づけますよ。
よくある質問②:研究で忙しいけど、どれくらいエントリーするべきなの?

こんな疑問に回答していきます。
15社を目安にエントリーすることがおすすめです。
多すぎると1社にかける時間が減り対策不十分になって内定をもらえなくなるから。
実際、就活で失敗している人ほど「とにかくエントリーしなきゃ」と焦りエントリーしまくる傾向にありますね、、成功している人は行きたい企業を絞ってエントリーしていますよ。
繰り返しですが、15社を目安にエントリーを進めていきましょう。

理系が就活を楽に進めるための方法
最後に理系が楽に就活を進めるためにやるべきことを紹介します。
理系が就活を楽に進めるための方法
・就活に詳しい人を頼る
・社会人と話す練習をする
・基本的な質問の回答を完ぺきにする
それぞれ順番に解説していきます。
就活に詳しい人を頼る
理系の学生は1人で就活を進める人が多いです。ですが、これは絶対にNGです。
なぜなら、1人では間違ったやり方だったり、効率が悪い進め方をしてしまう可能性が高いからです。
実際に、ぼくも1人で就活していたサマーインターンの面接は1勝10敗。まずいと思い、就活を終えた先輩に相談すると、就活のコツを掴むことが知ることができ、倍率300倍を超える企業から内定を獲得できました。
就活では詳しい人に相談しながら進めていくことが内定への1番の近道ですよ。
恥ずかしがらずに相談していきましょう。

こんな悩みを抱えている人も多いと思います。
ですが、就活支援サイトを使えば簡単に相談できる相手を見つけることができます。
理系の就活生には下記の2つがおすすめです。
名前などの基本情報を入力するだけで今日からでも相談することができますよ。

社会人と話す練習をする
社会人と上手く話せないという理由で就活に失敗する理系の就活生は多いです。
実際、面接では社会人である面接官に自分の考えや気持ちをアピールしなければなりません。
ですが、話し方が下手では伝わらないので、どれだけ深い内容でも評価されないのが現実です、、
社会人と話すことに苦手意識がある人は、面接以外で社会人と話す場を積極的に作っていきましょう。
基本的な質問の回答を完ぺきにする
まずは基本的な質問の対策を完ぺきにしていきましょう。
なぜなら、下記の3つの基本的な質問が面接で最も聞かれる、かつ評価の中心になるからです。
基本的な3つの質問
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代頑張ったこと
正直言えば、上記の3つの質問に関して浅い回答しかできない時点で「不採用フラグ」かなと思います。
というのも、面接官は「基本的なことが完ぺきに答えれる⇒深掘りしてみる⇒いい回答が返ってくる⇒採用」と考えるからですね、、
基本的な3つの質問を徹底的に対策することから始めていきましょう。
まとめ
今回は「理系就活と文系就活の違い」「理系が就活を楽に進める方法」について紹介してきました。
内容をまとめると下記の通りです。
理系と文系の就活の違い
・研究室推薦を利用できる
・就職先の選択肢が広い
・理系だけの特別ルートにのれる
・研究内容について聞かれる
理系が就活を楽に進めるための方法
・就活に詳しい人を頼る
・社会人と話す練習をする
・基本的な質問の回答を完ぺきにする
基本的には理系の就活は文系よりも「楽」だと思います。
ですが、油断していると就活に失敗してしまうのも事実。
今回紹介した「理系が就活を楽に進める方法」を実践することで、周りの就活生よりも楽に就活を進められるようになりますよ。
今回は以上です。