
理系院生で無い内定になる人の共通点とは?
無い内定にならないためにはどうするべき?
就職先がほんとうに決まらなそうときはどうするべき?
こんな悩みを解決できる記事となっています。
この記事を書いた人
このままだと無い内定で卒業になりそう。
無い内定にならないための対策方法を知りたい。
この記事を読んでくれているのは、上記のどちらかの悩みを抱えている方かなと思います。
就活市場では有利と言われる理系院生ですが、就活の進め方を間違えると無い内定になる可能性があるのも事実。
ぼくの研究室の同期の中には、修士2年の12月まで無い内定のまま修論研究と並行して就活している人もいました。
ですが、内定をもらえる人と無い内定の人の差は『就活の対策方法』であることが大半かなと。
実際にぼくは50人ほど理系院生の就活をサポートしてきましたが、無い内定になってしまう人ほど間違った就活対策をしていることが多いです。
そこで、この記事では『理系院生で無い内定になりやすい人の共通点』『無い内定で卒業になりそうなときの対策法』を紹介していきます。
理系院生で無い内定になりやすい人の共通点
無い内定になりやすい人の共通点は下記の通りです。
理系院生で無い内定になりやすい人の共通点
①:就活を始めるのが遅い
②:情報収集ができていない
③:インターンに参加しない
④:ESの内容が浅すぎる
⑤:業界を絞りすぎている
⑥:自己分析ができていない
⑦:推薦応募を信じすぎる
それぞれ順番に解説していきます。
①:就活を始めるのが遅い
就活開始が遅れるほど無い内定のリスクは上がっていきます。
理由はシンプルで就活対策はやることが多く時間がかかるからですね。
理系院生は研究と就活を両立する必要があるので、就活を始めるのが遅くなると『準備が間に合わない』ということもありえます。
ぼくの研究室の同期を見ていても、就活解禁である3月から就活を始めた人は準備ができておらず、ESやWebテストで落ちることが続いていました。
逆に修士1年の早いうちから準備を進めていた人は、花王やグリコなどの大手企業から内定をもらって、早々と就活を終えていた印象です。
理系院生は就活を始めるのが遅くなるだけで、就活がうまくいかなくなる可能性が高いです。
無い内定を避けるために今すぐ就活の準備を進めていきましょう。
-
-
理系の就活はいつからはじめるべき?スケジュールと準備の方法を解説
続きを見る
②:情報収集ができていない
情報集が不十分では就活に失敗してしまう可能性が高めです。
というのも『就活は情報戦』と言われるほど、情報をうまく集められた人が有利になるから。
就活で集めるべき情報例 選考情報 ESの書き方 有益な就活セミナー 自己分析のやり方 面接練習を無料で受ける方法 などなど
上記のように就活では知るべき情報がたくさんあり、集めるのには時間がかかります。
しかし、他の就活生と比べて理系院生は情報を集めにくい状況にいるんですよね。
・ 文系:日常会話で就活の話しをある程度する。有益な情報は交換している。
・ 理系院生:1人で就活を進めがち。研究室内での情報交換は少ない。
理系院生は自分で行動しなければ『情報弱者=就活が不利』になってしまいます。
就活を始めたら積極的に情報収集を進めていきましょう。
-
-
【全て無料】理系が使うべきおすすめ就活サイト6選【使い方も解説】
続きを見る
③:インターンに参加しない
インターンに参加しないだけで就活は圧倒的に不利になります。
理由としては下記の通りです。
早期選考ルートにのれない
本選考のタイミングでインターン参加者とは就活経験値に大きな差がある
インターンに参加しないことのデメリットは大きすぎます。
実際にぼくのラボの同期は8人いましたがインターンに参加した5人は大手企業に内定、残り3人は名も知られていないような小さい企業に就職しました。
このようにインターンに参加したどうかで、本選考の結果が大きく変わることもめずらしくありません。
『研究が忙しい』や『教授が許してくれない』という理由はあると思いますが、少なくとも1社はインターンに参加するようにしましょう。
-
-
理系ならインターンに行かなくてもいいの?後悔しない選択をしましょう
続きを見る
④:ESの内容が浅すぎる
理系院生はESの内容が浅いという理由で無い内定になる人が多いです。
というのも、評価されるESの書き方を知らず適当に書いて提出してしまう人が多いから。
志望動機を例にすると、会社の情報ばかりで自分自身のことを書けていないことが多いですね。
具体的例を挙げると下記のようなイメージ。
私は貴社の『○○』という理念に共感し、貴社を強く志望している。特に多くの人から長年愛されている製品Aは貴社の理念を体現した素晴らしい製品だと感じている。このように非常に高い研究力により、多くの愛される製品を開発・提供している貴社に強く惹かれ、志望に至りました。
このように会社のパンフレットを読めば、誰でも書ける浅い内容の志望動機を書いてしまう理系院生は結構多いです。
これでは『入社への熱意』や『キャリアビジョン』が伝わらないので、評価されないのも当然かなと。
会社情報は最低限にして、下記のように自分自身の想いを伝えることができる内容にすることで、初めて通過するESになります。
その企業で何をしたいのか
その仕事のどこに魅力を感じるのか
競合ではなくなぜその企業を選んだのか
繰り返しですが、企業の情報など誰でも書けるようなオリジナリティーがないESは評価されません。
自分の想い・自分の良さを伝えられるESを作るようにしましょう。
⑤:業界・職種を絞りすぎている
業界を絞り過ぎている人は無い内定になりやすい傾向にあります。
『業界を絞りすぎる=エントリー数が少ない』となり、いつのまにか持ち駒が0ということになるからですね。
理系院生に多いのは『1つの業界×大手企業×研究職・開発職』という条件でエントリーを進めるケース。
この条件だと10社ほどしかエントリーできません。
大手企業の研究職・開発職の倍率は50~100倍が普通です。
なので、このように業界・職種を絞りすぎた就活では無い内定になるのも当然のことなんですよね。
ぼくの友人に東大の理系院生がいたんですが、彼女は食品業界の大手のみ9社を受けて全滅。無い内定になり、かなり苦しそうに就活していました。
東大の理系院生ですら業界・職種を絞りすぎると無い内定になります。
『いくつかの業界を受ける』『中小企業も視野に入れる』などして無い内定を防いできましょう。
-
-
就活でエントリー数が少ないと失敗するの?企業の選び方も解説します
続きを見る
⑥:自己分析ができていない
自己分析が出来ていない人は確実に無い内定になります。
理由はシンプルで自己分析不足では面接が通過できないからです。
面接で必ず聞かれる『志望動機』も『自己PR』についても、自己分析不足では浅い内容にしかならないので評価されません。
これまで400人以上の就活生をサポートしてきましたが、自己分析が不十分で就活に成功した人を見たことはありません。
逆に自己分析をしっかりと出来ている人は、アピールできる実績や経験が少なくても、第一志望から内定をもらっていたりしますよ。
自己分析は徹底的に進めていきましょう。
-
-
自己分析の簡単で失敗しないやり方【2時間で完結します!】
続きを見る
⑦:推薦応募を信じすぎる
『推薦応募=100%内定』となるわけではないので注意が必要です。
先輩たちは全員、推薦応募で就活を終えていたから自分も大丈夫だろうと油断するのは危険です。
実際にぼくの知り合いには、5年連続でその研究室から内定が出ていた推薦応募を使ったのにも関わらず不採用になってしまった人がいましたよ。
推薦応募を信じすぎるのはNGです。
一般応募も必ず行うようにしましょう。
よくある質問:研究の実績がないと無い内定になりやすい?
このような疑問があるかもですが、新卒採用において研究実績はそこまで重視されていません。
なぜなら、理系院生でも『新卒採用=ポテンシャル採用』だからです。
研究実績が評価の中心になり採用されたというケースはあまり聞いたことはありません。逆に研究が全く上手くいっていなくても、大手企業に研究職で採用されたという人は何人も知っています。
このように研究実績がなくても、就活で不利になるケースは少ないので安心してください。
理系院生が無い内定にならないためにやるべきこと
理系院生が無い内定にならないためにやるべきことは下記の通りです。
理系院生が無い内定にならないための対策
①:志望動機を作り込む
②:研究内容を整理する
③:就活に詳しい人に相談する
それぞれ順番に解説していきます。
①:志望動機を作り込む
志望動機を作り込むことは就活成功に直結します。
理由はシンプルで、企業は『志望動機の納得性』を評価の最重要項目においているから。
なので、ESでも書かされ、1次面接~最終面接まで何度も質問されるわけですね。
ぼくが受けた中には最終面接で0分のうち15分が志望動機に関する質問をしてきた企業もあったほどです。
そして、その企業から内定後に言われたのが『志望動機がしっかりしてたので、うちに来ても頑張ってくれそう』ということでした。
このように志望動機の納得性は、企業が就活生を評価するときの重要な指標になっています。
早いうちから準備を進め、魅力的な志望動機を作っていきましょう。
②:研究内容を整理する
研究内容は整理しておきましょう。
理由は1つで、ESや面接で必ず聞かれる質問かつ評価する際に重要視されるからです。
整理するときは『専門知識がない人でも分かる内容にする』を意識することが大切。
面接官が研究職の方でも専門外の研究については、専門用語の多用や前提の省略などをしてしまうと理解してもらえないので。
実際のところ研究内容の説明がうまくできないと、下記のような理由で評価されなくなります。
研究をしっかりやってないと思われる
論理的に説明する能力がないと思われる
繰り返しですが、研究内容の整理はかならずやっておくようにしましょう。
③:就活に詳しい人に相談する
就活を1人で進めることはNG。就活に詳しい人に相談しながら就活を進めるようにしてください。
というのも、就活を1人で進めていると間違ってor効率の悪い対策のやり方になっていることが多いからです。
1人で就活をする⇒間違った対策方法になる⇒選考に落ちる⇒自信をなくす⇒就活へのやる気がなくなる⇒選考に落ちやすくなる⇒無い内定
1人で就活を進めていると、このような負のループに入り無い内定になりやすくなってしまうので。
就活を始めたら、まず頼れる人を見つけて進め方を相談することが大切ですよ。
・ビズリーチキャンパス :無料でOB・OG訪問ができる
・キャリセン就活エージェント
:就活のプロが内定までマンツーマンでサポート
この2つのサービスは完全無料で利用することができます。この機会にぜひ登録してみてくださいね。
無い内定で卒業になりそうなときの対策法
無い内定で卒業になりそうなときに、今からできる対策を方法を2つ紹介します。
今からでも間に合う無い内定を防ぐ方法
①:教授に相談する
②:就活エージェントを活用する
それぞれ順番に解説していきますね。
①:教授に相談する
『周りは就活を終えている・・でも自分はまだ無い内定』というときは、自分の担当教授に相談してみましょう。
就活がどうしても上手くいかないことを伝えれば、就活を優先することを許可してくれる可能性が高いからです。
就活を研究と並行して進めていては、就活の準備に十分な時間が取れません。
それでは就活がうまくいっていない状況が続いてしまうだけです。
ぼくの同期には修士2年の10月まで内定が0なことを教授に相談したところ、研究の量を減らしてもらい就活を優先することに成功した人もいました。
その結果、彼女は就活に専念してから1か月も経たないうちに内定をもらい、無事に就活を終えることができていましたよ。
研究と就活を並行していては、いつまで良くない状況が続くだけです。
無い内定であることを素直に教授に伝え、今後の就活・研究の進め方を相談することは大切ですよ。
②:就活エージェントを活用する
受ける企業が見つからない・・
頑張っているけど、選考になかなか受からない・・
上記のように悩んでいる方は就活エージェントを活用することがおすすめです。
就活エージェントがおすすめの理由は下記の通り。
就活エージェントを利用するメリット 完全無料で利用できる まだ採用している企業を教えてくれる 就活のプロがマンツーマンでサポートしてくれる
就活エージェントは無い内定で困ったときの最終兵器になりえるほど有益なサービス。
実際にぼくの後輩は2月から利用を初めて、卒業の1週間前に内定を獲得できていましたね。
この機会にぜひ就活エージェントを活用してみてくださいね。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は『理系院生が無い内定にならないための方法』について紹介してきました。
最後に内容をまとめると下記の通りです。
理系院生で無い内定になりやすい人の共通点
①:就活を始めるのが遅い
②:情報集ができていない
③:インターンに参加しない
④:ESの内容が浅すぎる
⑤:業界を絞りすぎている
⑥:自己分析ができていない
⑦:推薦応募を信じすぎる
理系院生が無い内定にならないための対策
①:志望動機を作り込む
②:研究内容を整理する
③:就活に詳しい人に相談する
理系院生が無い内定にならないための対策
①:志望動機を作り込む
②:研究内容を整理する
③:就活に詳しい人に相談する
今回は以上です。