
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
・理系はインターンに行かなくてもOK?リアルを解説します
・参加するべきインターンの選び方【理系向けの方法です】
この記事を書いた人
・理系院卒で大手企業で働く社会人2年目
・これまで400人以上の就活生をサポートしてきました
就活を始めたころの悩みとして「インターンに行かなくても平気だろうか」という点があると思います。
実際、ぼくも授業や研究が忙しいしインターンに行く暇はない。行かなくても就活は大丈夫だろと思っていました。
ですが、夏インターンが終わった時期に友人から「インターン経由で特別選考ルートにのった話」を聞いて焦り、秋からインターンに参加するようになりました、、
そこで、本記事では理系がインターンに参加するメリット・デメリットについて、実体験をもとに解説していきます。

※この記事は3分ほどで読み終わります。3分後には、インターンに行くべきなのか、行かなくてもOKなのかが明確になっているはずです。
理系はインターンに行かないと就活は不利になる
結論からお伝えすると、理系はインターンに行かないと就活は不利になります。
理由としては下記の通り。
インターンに行かないと就活が不利になる理由
- 就活のコツが掴めない
- 早期選考ルートにのれない
- 就活の人脈が広がらない
それぞれ簡単に解説していきます。
就活のコツが掴めない
インターンに行く人、行かない人では就活を始める時期が大きな違いがでます。
インターンに行かない人は本選考がはじまる3月から就活を始めると思うので。
就活を始める時期
インターンに行く人:学部3年/修士1年の6月
インターンに行かない人:学部3年/修士1年の3月
実際のところ、3月から就活をはじめても理系だと就活のコツを掴む前に、大手企業の選考が終わってしまうことも大いにありえます。
というのも、研究と両立しなくてはならないので、思うように就活に時間を割くことができないからです。
しかし、サマーインターンに参加した人は万全な状態で本選考を受けることができます。
サマーインターンに参加した人
・自己分析はほぼ完ぺき
・志望企業については本命、滑り止めまで決まっている
・インターンで経験しているのでESや面接のコツはつかんでいる
一方で、3月の本選考から始めた人は下記の通りでボロボロになる可能性が高めです。
3月から就活を始めた人
・自己分析のやり方から調べる
・志望企業の決め方も分からない
・ESや面接は初めてなのでどうしたらいいか分からない
インターンに行った人と、行かなかった人では本選考が始まる段階でこれほど差がつきます。 どちらが就活で成功する可能性が高いかは明らかですよね。
3月から就活を始めても理系は研究で時間が取れないので、インターンから就活を始めていた人の差を埋めるのはかなり厳しいですよ。

早期選考ルートにのれない
実はインターン経由での早期選考ルートで内定を獲得することもできます。
というのも、経団連の就活ルール撤廃により大手企業であっても好きなタイミングで内定を出すことができるようになったからです。
実際、21卒で就活していた後輩はインターン経由で資生堂から学部3年の10月に内定をもらっていました。
インターン経由で採用数の3-4割に内定を出す企業もあるほど。参加しないだけで大きなチャンスを逃すことになってしまいますよ。

こんな疑問があるかもですが、ぶっちゃけ気になくてOKです。
企業はインターンの選考で落ちた人を本選考で足切りしたり、減点したりをしないからです。
企業の採用担当者からしたら下記のようなイメージ。
- インターンの選考に落ちた人⇒気にしない
- インターンで優秀な人⇒採用したいから早期選考ルートに呼ぶ
落とした人をチェックしているほど採用時期の人事は暇ではないので。
なので、インターンからチャレンジすることは、下記のように内定をもらえるチャンスが増えるだけですよ。
1回目:インターン経由の早期選考ルート
2回目:3月からの本選考
インターンの選考で落とされても、本選考で不利になることはないので安心してください。
人脈が広がらない
就活では人脈はとても重要です。 なぜなら、有益な情報が手に入るようになるので就活を有利に進められるからです。
実際、インターンに参加することで「就活が仲間」や「話を聞くことできる社員」のように人脈を広げることができます。
- 就活仲間:有益な就活の情報を共有できる
- 話を聞くことできる社員:ネットでは知れない企業の情報を知れる
インターンに参加することでネットでは手に入らない情報を入手できるので、周りよりも就活を有利に進めることが可能になります。
しかし、インターンに行かなければ人脈は広がらないので、情報弱者になってしまうのが現実ですよ。
よくある質問①:理系は全員インターンに参加するべきなのでしょうか?

研究室推薦を使って就職しようと考えている人はインターンに参加しなくてOKです。
なぜなら、研究の成果を出している方が研究室推薦をもらいやすいし、内定を獲得しやすいからです。
研究室推薦の仕組みは下記の通り。
教授がコネのある企業に学生を推薦⇒企業と学生が面談⇒内定
研究室推薦をもらうにも、教授が企業の人にどれだけプッシュしてくれるかも「教授に気に入られる」かにかかってきます。
実際、教授に気に入られる1番の方法は「研究に真剣に取り組んで成果を出すこと」ですよね。
なので、研究室推薦を狙う人はインターンに参加している時間はムダです。研究の時間は減るし、教授の機嫌を損ねる可能性もあるので。
「研究室推薦で就活を終わらせたい!」という人はインターンに行かず、研究に時間を費やすべきです。

参加するべきインターンの選び方【理系向けの方法です】
次に、理系が行くべきインターンを選ぶ方法について紹介します。
1dayインターンは避ける
1dayインターンに参加するのは時間のムダなのでやめましょう。
なぜなら、1dayインターンは企業のブランディング目的で実施されるケースがほとんどだからです。
1dayインターンの実態
・企業のいい部分を紹介する
・ネットでも調べられる情報のみのことが多い
・社員との関りはあまりない
・早期選考ルートや本選考での優遇はない
1dayインターンは上記のように参加するメリットはほぼありません。
参加するのであれば2days以上のインターンにしましょう。
社員とかかわる機会も多いですし、早期選考ルートに呼ばれることもあるので、就活を有利に進められるようになるからです。
実際、ぼくの友人で5daysのインターンに参加した人がいました。そのインターンの参加者は本選考でES/1次面接免除で内定率は50%くらいだったとのこと。
このように2days以上のインターンであれば参加するメリットはかなり大きいですよ。
しかし、1dayインターンはネットで調べたレベルの企業理解ができるだけです。時間のムダになるだけなので参加しないようにてくださいね。

志望企業のインターンがないときの対処法
志望企業のインターンがないということもあると思います。
そんなときは、その企業と同じ業界の企業のインターンに参加することがおすすめです。
理由としては下記の2点です。
- 同じ業界なら仕事内容は似ているので業務理解が深まる
- 競合他社のインターンに参加したことを評価されることもある
同じ業界ならば仕事内容は似ているので
- 業務理解⇒同じ業界の企業ののインターン
- 会社の雰囲気を知る⇒OB/OG訪問
少し手間ですが、上記のようにすることで志望企業の業務内容も会社の雰囲気も理解することができます。
また、志望企業を本選考で受けたときに「競合他社のインターン参加実績」が評価されることもあります。
「競合に評価された⇒その業界への適性高い⇒うちの企業にもマッチするかも」と採用担当者は考えるからですね。
志望企業のインターンが開催されないという理由で、インターンに行かない選択をするのをもったいないですよ。
志望企業と同業界の企業のインターンへの参加を検討していきましょう。

こんな方には「ONECARRER」と「OfferBox」の利用がおすすめです。
2つのサービスについて簡単に紹介します。
理系がインターンを探す際におすすめのサイト
両方とも【完全無料】で利用することができます。
2つを同時に活用していくことで、効率的に自分が行きたいインターンを見つけていきましょう。
まとめ
今回は理系はインターンに行くべきについて実体験をもとに解説していきました。
内容をまとめると下記の通りです
インターンに行かないと就活が不利になる理由
- 就活のコツが掴めない
- 早期選考ルートにのれない
- 人脈が広がらない
参加するべきインターンの選び方【理系向けの方法】
- 1dayインターンは避ける
- 志望企業のインターンがないときは同業界の企業のインターンに参加する
インターンに行くことには大きなメリットがあります。
また、インターンの選考が上手くいかなったとしても本選考の練習になるので、就活を有利に進めるためには大切なことです。
文系と違って理系は授業や研究で忙しいですが、インターンには必ず参加するようにして行きましょう。
インターンを探す際には「ONECARRER」と「OfferBox」を活用してみてくださいね。
今回は以上です。