
面接がボロボロでも受かっていることはある?
実際のところ面接の手応えは当たるものなの?
面接が上手くいかない理由とは?
こんな悩みを解決する記事になっています。
本記事の内容
面接がボロボロでも受かっているケース
面接が上手くいかない理由と対策
本記事を書いた人
面接はボロボロだったけどなんとか受かっていて欲しい・・と思ったことがある就活生は多いはず。
実際、自分の感覚ではボロボロと感じても受かっていることが何度もありました。
そこでこの記事では「面接がボロボロでも受かっている可能性があるケース」について紹介します。

面接がボロボロでも受かったケース
面接がボロボロでも受かっていたケースを3つ紹介します。
実は、落ちたと思っていたのに受かっていたということは結構あるのです。
面接がボロボロでも受かっているケース
①:面接官が評価を態度に出さない
②:面接の内容がそもそも難しい
③:面接の時間が予定より短い
④:周りの就活生が超優秀(集団面接の場合)
それぞれ順に解説していきますね。
面接官が評価を態度に出さない
1つ目は面接官が評価を態度に出さないというケース。
ほとんどの面接では面接官は評価を態度に出さないように心がけています。
なぜなら、評価が伝わってしまうと就活生は面接官ウケばかりを気にして、素直な回答をしなくなってしまう可能性があるから。
素の就活生を見ることが出来なれば、本当に企業とマッチしているかを評価できないので、面接官も面接中の振る舞いには細心の注意を払っているのです。
あえて冷たい態度をとる面接官もいるほどです。
面接官が1回も笑顔やうなずきなど良い反応がない面接がありましたが通過していました。なので、面接官の表情から合否を判断するのはかなり難しいかなと。
実際にどうしても採用したい就活生に対して好意的な態度をとるのも事実です。しかし、そのような就活生は内定者の1割なので気にする必要なしです。
基本的には面接官は評価をあえて態度に出さないことが多いので、面接官の反応が良くない場合でも「受かっている」ということはあります。
面接の内容がそもそも難しい
2つ目は面接の内容がそもそも難しいというケース。
就活生の能力や人柄を徹底的に見きわめたいという時には回答が難しい質問をされることがあります。
というのも、志望動機やガクチカなどの質問はあらかじめ準備している就活生が大半なので、差がつきにくく誰が優秀かの判断が難しいから。
1次面接はオーソドックスな質問が多いですが、2次面接以降ではこのように回答しずらい難しい質問をされることが結構ありますよ。
実際、僕がある企業の2次面接を受けた時には「この商品の売り上げを上げるマーケティングプランを教えてください」といきなり聞かれたことがありました、、
質問が難しい場合は他の就活生も回答がボロボロなはずなので「面接に受かっている」可能性はあります。
面接の時間が予定より短い
3つめは面接の時間が短いというケース。
実は面接の時間が短い場合でも通過している可能性はあります。
なぜなら「合格の基準を超えていること」を判断できたので、これ以上話す必要がないと考えて面接を予定より早く終わらせることがあるから。
特に、1次面接のように多くの候補者がいる段階では、選考にかかる時間を減らすために「合否が判断できたらそこで終わりにする」というのはよくあることですよ。
もちろん「不採用」だから早く終わるということもあります。
しかし、早く終わったのにも関わらず不採用にすると就活生からの企業の印象を落とすことに繋がります。
なので、不採用時はギリギリまで面接することの方が多いんですよね。
「面接の時間が短いから不採用」というわけではないので安心してくださいね。

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面接が早く終わると不合格はウソ【合否の判断基準を解説します】
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周りの就活生が超優秀(集団面接の場合)
4つめは周りの就活生が超優秀というパターン。
周りの就活生の回答がすごすぎると自信がなくなってしまうと思います。
しかし、面接官は集団面接に参加している全員をしっかりと見ているので安心してください。
企業は比較ではなく、その就活生が合格ラインを超えているかを判断しているからです。
そのため、集団面接に参加した全員が通過することもありますし、1人も通過しないこともあるんですよね。
周りと比べて全然ダメだと思っていても面接官に評価されていることはありますよ。
面接の手応えは当たらないことが多い
面接の手応えは当てにならないことがほとんど。
なぜなら、面接官は基本的に評価によって就活生へのコミュニケーションを変えないようにしているからです。
面接官が好意的に話を聞いてくれていたから「受かった」と思っていても実は「落ちていた」ということもあります。面接官は企業の印象を落とさないように演技をしていることもあるんですよね。。
そのため、面接官の顔色ばかりを意識するのではなく評価されるポイントを理解して、効果的にアピールしていくことが重要になります。
実際に企業が新卒採用で重視している採用項目は以下の資料の通り。
※出典:株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所 就職白書2017 -採用活動・就職活動編-
このように「能力」や「実績」はそこまで重要視されていません。
実際のところは下記のように「人柄」や「入社への熱意」を中心に評価されているのです。
- 人柄(93%)
- その企業への熱意(76%)
- 今後の可能性(69%)
面接を通過するため自己PRや志望動機を入念に準備しておくことが重要ですよ。
面接が上手くいかない理由と対策
面接が上手くいかない人の共通点は下記の3点です。
自分が当てはまっているものを見つけて、すぐに対策を進めていきましょう。
面接が上手くいかない人の共通点
①:基本的な質問の準備が不十分
②:企業研究が十分にできていない
③:1人で練習する
④:伝わりやすい話し方を意識できていない
それぞれ順に解説していきます。
対策方法もあわせて紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
基本的な質問の準備が不十分
面接が上手くいかない人のほとんどが基本的な質問への準備が不十分です。
基本的な質問とは下記の3点です。
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代頑張ったこと
これら3つの質問は面接で最も聞かれる可能性が高いかつ評価の中心になるので、回答が浅い時点で面接官から高評価を獲得するのは難しいですよ。
上記の3つの質問で失敗してしまうと、より回答が難しい質問で評価される必要があるのでそれだけで不利になってしまいますよ。
まずは基本的な質問の回答を準備することから始めていきましょう。
面接では1つの質問を上手く回答できると緊張がほぐれていくので、聞かれる可能性が高いものから対策していくことが重要になってくるのです。

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企業研究が十分にできていない
企業研究が不十分では「入社への熱意」を伝えることができないので、評価されない傾向にあります。
理由としては、企業研究が不十分な状態では業務内容が理解できていないので浅い志望動機になってしまうから。
厳しいことを言えば、企業理念に共感したという志望動機は全く評価されません。
受けている企業で『やりたい業務』と『その理由』をセットで伝えることで初めて評価される志望動機になります。
もちろん、受けている企業に関する質問に答えれないことも問題ありですよ。
このように企業研究が出来ていないと「入社への熱意が低い」と判断され、面接を通過することが難しくなってしまいますよ。
効率的に企業研究するならOB/OG訪問がおすすめ
OB/OG訪問をすることで効率よく企業研究を進めることが出来ます。
なぜなら、自分が気になることをその場で全て解決することができるから。
実際、ネットでは欲しい情報がどこに掲載されいるか分からず、時間を無駄に使ってしまうことが多いですよね、、
OB/OG訪問する際に意識するべきポイントは以下の通りです。
- 事前に質問リストを作成する(10問くらい)
- 企業のことだけではなく業界全体のことも聞く
- 志望動機を添削をしてもらう
上記の3点を意識することでより効率的に企業研究を進めることができますよ。
伝わりやすい話し方を意識できていない
面接の通過率が低い就活生は「伝わりやすい話し方」が出来ていないです。
例えば「結論から伝える」を意識できていないなどですね。
自己分析や企業研究を丁寧に行って良い回答を作っても、伝え方が下手では面接で評価されません。
質問への回答の準備が整ったら、伝え方の練習も進めていく必要があるのです。
伝え方のコツを覚えたら練習あるのみ
面接での伝え方にはコツがあります。それが以下の「PREP法」と呼ばれる話し方。
この型があれば、どんな質問でも分かりやすく伝えられるようになりますよ。
下記に、具体例をもとに解説していきますね。
質問⇒最近、読んだ本の中で印象的だったものを教えてください。
結論⇒私が最近読んだ中で印象的だった本は「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」という本です。
理由⇒印象的に感じた理由は、日本トップマーケッターである森岡さんのマーケティング手法を知ることができたからです。さらに、考え方だけではなく実践する方法まで紹介してくれたのでとても勉強になりました。
具体例⇒例えば、マーケティングが消費理解が大事なので、実際に消費者の気持ちになるために製品を購入してファンになるまで使い続けるということは考え方は今後参考にしていきたいと強く感じました。
結論⇒このように多くの学びを得ることができたので、「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」は最近読んだ中で最も印象に残る本だと考えています。
上記のようなイメージです。
質問に応じて「結論の次に背景の説明」を加えたり「理由の説明」を省いたりすることで、より伝わりやすい話し方になるのです。

面接での話し方をさらに学びたい方は次の記事を参考にしてみてくださいね。
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【面接で喋れないのには原因あり】正しい準備で克服していきましょう
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まとめ
今回は面接がボロボロでも受かるケースについて紹介しました。
内容をまとめると下記です。
面接がボロボロでも受かったケース
・面接官が評価を態度に出さない
・面接の内容がそもそも難しい
・面接の時間が予定より短い
・周りの就活生が超優秀(集団面接の場合)
面接が上手くいかない人の共通点
・基本的な質問の準備が不十分
・企業研究が十分にできていない
・伝わりやすい話し方を意識できていない
面接がボロボロでも受かっていることはあります。
しかし、いつまでもボロボロな状態では本命の面接が通過できない可能性が高めです。
まずはこの記事で紹介した面接対策をすすめてみてください。
今回は以上です!