
大学院進学なら就活しなくても平気?
院試の保険として就活はしておくべき?
就活しておいた方が大学院のとき有利になりやすい?
大学院進学で就活しておくことのメリット・デメリットとは?
こんな悩みを解決できる記事となっています。
この記事を書いた人
大学院進学でも就活をしておくと院での就活に役立つ?
院試で落ちたときの保険として就活をしておくべき?
この記事を読んでくれているのは、このような疑問を持っている方かなと思います。
筆者である僕も大学院卒ですが、学部でも就活をしていたので、就活しなくても大丈夫かな・・と不安になる気持ちはとても分かります。
この記事では『大学院進学の人は就活をするべきか?』と『就活をするメリット・デメリット』について実体験をもとに紹介していきます。
読み終えたころには『自分は就活をするべきなのか、院試勉強に専念するべきなのか』を理解できているはずです。
大学院進学なら就活しないで問題ない
大学院進学を目指しているのであれば就活はしないでOKです。
理由はシンプルで院試と就活を並行して行うことは不可能だから。
院試と就活のスケジュール 院試 大学4年の4-8月:院試対策 大学4年の8-9月:院試本番 就活 大学3年の2-3月:準備&エントリー 大学4年の4-7月:本格的に選考が行われる
上記のように院試と就活の期間はマル被りしています。
なので、両方ともを対策することは時間的にほぼムリですね。
しかも院試・就活に加えて、理系は4年生になれば研究室での実験もしなくてはなりません。
院試と就活を並行していやっていては、どちらも失敗してしまう可能性の方が高いのが現実。
大学院進学を目指すのであれば『院試対策』のみを本気でやるべきです。
よくある質問①:院試に落ちることが不安なときは就活しておくべき?
不安になる気持ちも分かりますが、大学院進学を目指すのであれば就活はしないべきです。
先ほどからお伝えしているように、就活に時間を使っていては勉強時間がへり、院試の合格率が下がるだけだからですね。
下記のように院試に失敗しても、就活がうまくがいけばいいかもしれません。
院試⇒不合格
就活⇒大手企業から内定を獲得
ですが、大手企業から内定をもらうためには『倍率50-100倍』を超える厳しい選考を突破しなくてはなりません。
『院試の保険に就活を・・』くらいの軽い気持ちでは、行きたないと思ってるような企業から内定をとるのはほぼ不可能です。
大学院進学を目指すのであれば院試勉強1本で進めていくようにしましょう。
よくある質問②:大学院生で就活に失敗する人も少ないと聞くので不安です。
まず知っておいてほしいことは、大学院生は就活市場でとても評価されやすいということ。
理由はシンプルで、企業は「理系バックグラウンド+実験で身に付けた能力と知識」がある学生を採用したいと考えているからです。
実際、大学院生のみの早期選考や優遇ルートが結構あるんですよね。
ぼくも大学院卒でですが、理系院生のみの早期選考を使いながら就活したこともあって修士1年の12月くらいには内定を1つもらえていました。
大学院の研究室の先輩には、特別ルートで修士1年の夏に内定をもらって就活を終えている人もいたほどですよ。
ぼくが大学院にいて感じたのは、就活で失敗するのは『就活をなめていた人』か『就活を始めるのが遅すぎた人』のどちらかです。
基本的に大学院生は就活で評価されやすいので、心配しすぎなくて問題なしですよ。
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理系院生が就活に失敗する理由とは?【成功する人との違いを解説】
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大学院進学の人が就活するメリット・デメリット
上記のような疑問を持っている方も多いと思います。
そこで、この章では大学院進学の人が就活をするメリット・デメリットを解説していきますね。
まずはデメリットの方から紹介していきます。
大学院進学の人が就活するデメリット
大学院進学を目指している人が就活をするデメリットは1つだけして、それは『研究・院試との両立がむずかしくなること』です。
院試の勉強して、就活もしてのような中途半端なことをやっていると両方とも失敗します。
繰り返しになりますが、院試勉強と就活の時期はマル被りだからですね。
内部推薦でない限り、院試対策には短くとも3か月はかかります。
ぼく自身は偏差値がほぼ同じレベルの他大学の院を受けたのですが、それでも院試対策を完ぺきにするために4か月弱はかかりました。
このように就活をしながら院試勉強をすることはかなり難しいのが現実。
なので、下記のように考えている人は
今よりも偏差値の高い大学院に行きたい
自分の大学の院に進むけど院試に落ちたくない
就活をせずに院試対策1本で進めていくことがおすすめです。
大学院進学の人が就活するメリット
次に大学院進学の人が就活をするメリットを紹介していきます。
それは下記の2点です。
大学院進学の人が就活するメリット
①:大学院進学の目的が明確になる
②:大学院での就活を有利に進められる
それぞれ順番に解説していきます。
メリット①:大学院進学の目的が明確になる
就活をすることで大学院進学の目的が明確になります。
理由としては就活で必ず行う『自己分析』を通じて、自分が将来したいことを深く考えることができるからです。
具体的には下記のようなイメージ。
自己分析⇒将来やりたいことが明確になる⇒大学院進学が必要と分かる
特にこのことは、大学院進学の目的・理由がはっきりとしていない人には大きなメリットです。
『周りも行くからとか、学生時代を伸ばしたいから』のような理由で進学してしまうと、大学院の2年間は上手くいかず、ムダな時間になる可能性が高いからですね。
普段考えることがない『大学院進学の目的』を明確にできるだけでも、学部時代に就活をしておくことは価値があるかなと思います。
メリット②:大学院での就活を有利に進められる
学部生のうちに就活をしておくことで、大学院での就活を有利に進められる可能性があがります。
というのも、就活はやり方やコツを理解してしまえば、ある程度は成功できてしまうからですね。
ぼくも自分の就活を振り返ると、コツをつかんでから急に上手くいくようになりました。
具体的には次のようなイメージ。
就活を始めたばかり頃:面接10回受けて通過は1回だけ
就活のコツを掴んだ後:面接の通過率が7割前後になる
就活を進めていくと、成功するためのやり方やコツがなんとなく見えてきます。
すなわち『学部生で就活を経験=大学院では周りより1歩も2歩も先に進んだ状態で就活スタート』となるわけですね。
このように学部時代に就活をしておくことで、大学院での就活を有利に進めることができるようになりますよ。
大学院進学で就活をするなら学部3年までにしておくべき
先ほど紹介したように大学院進学の人も学部時代に就活をしておくメリットはあります。
ですが、就活をするのであれば大学3年までにするべきです。4年生になって就活を始めるのはNGということですね。
理由はシンプルで就活しながら院試勉強をしていては大学院入試に落ちるから。
大半の人が就活をせずに院試の勉強をします。それにも関わらず、自分だけ就活をしていては院試で負けるのは目に見えているかなと。
たしかに学部時代に就活をしておくことことで、大学院での就活を有利に進められるようになります。
しかし、大学院進学を目指すのであれば
院試の妨げにならない3年までは就活
院試対策に集中するために4年になったら勉強
このように就活と院試勉強の時期をわけて進めていくようにしましょう。
よくある質問:大学院進学する人は学部時代にどんな就活したらいいの?
こんな疑問があるかもですが、インターン参加を目指して真剣に就活をすることがおすすめです。
理由はシンプルで『 インターンに通過する能力=内定を獲得する能力』なので、インターン参加を目指せば就活経験値はたまるから。
インターン選考を通過するためには、最低でも下記のことについて準備を進めていかなくなくてはなりません。
インターン参加のために準備するべきこと 自己分析 企業分析 面接対策 Webテスト対策 エントリーシート対策
これらは就活対策の基本であり、大学院での就活でも100%役に立ちます。
実際に社員の方と面接したり、学生同士でディスカッションするという選考を受ける経験も大きな学びになりますよ。
大学院進学した後の就活を有利に進めたいと考えている方は、インターン参加を目指して就活を進めていきましょう。
両方とも無料で利用できるので活用してみてくださいね。
【体験談】大学院進学でも就活をやっていて良かったこと
筆者であるぼく自身も大学院進学でしたが、学部3年の6月-12月で就活をしていました。
結論からお伝えすると、学部で就活をしていたので大学院時代の就活はかなり有利に進めることができましたね。
具体的には下記のように就活することができましたよ。
就活の流れを理解しているのでスタートダッシュできた
自己分析ができているのでES・面接で苦労しなかった
Webテスト対策は1度しているので復習するだけでOKだった
その結果、第1志望の企業を含め大手企業3社から内定を獲得することができています。
大学院生になると研究に追われるので就活対策に使える時間は多くありません。
なので大学院進学だとしても学部時代に就活をして、経験値をためておくことは大切かなと思います。
まとめ:大学院進学の人は基本的に就活しなくてOK。インターンに参加するくらいならメリットはある
いかがでしたでしょうか?
今回は『大学院進学の人は就活をするべきか』について紹介してきました。
最後に内容をまとめると下記の通りです。
大学院進学の人は就活をしなくてOK
-院試勉強と就活を並行して進めていてくと両方とも失敗する可能性高い
就活をするなら学部3年の期間にインターンに参加するべき
-学部での就活経験は大学院時代の就活でも役に立つ
今回は以上です。