
大学院生はいつから就活を始めるべき?
具体的な就活スケジュールとは?
大学院生が就活を成功させるためにやるべきことは?
大学院生の就活のリアルについて知りたい。
こんな悩みを解決する記事となっています。
この記事を書いた人
就活をはじめようと思っても「いつから始めて、具体的に何をすればいいの?」と悩んでしまう人も多いはず。
さらに、研究と両立できるかも分からないし、就活に失敗しないか不安。というのが本音だと思います。
ぼくも理系の大学院卒なのですが、就活を始めたころは何をすればいいか分からず、このままで大丈夫かなと思っていた記憶があります・・
ですが、就活を終えた今では、就活のスケジュール、さらには成功するためにやるべきことを把握することができました。
この記事は『大学院生の就活スケジュール』『大学院生が就活で成功するための方法』について紹介していきます。
大学院生の就活スケジュール
はじめに大学院生の就活のスケジュールを確認しておきましょう。
具体的なスケジュールは上記の図の通りです。
【修士1年】
6月~8月:サマーインターン
10月~2月:オータム・ウインターインターン
3月~:エントリー・企業説明会など本選考がスタート
【修士2年】
4月~8月:ESや面接などの選考
4月~:内々定
見ていただいて分かるように、大学院に入学したらすぐに就活がスタートします。
スケジュールを知らなければ『いつ何をするべきか』が分からず、就活で失敗する可能性があがります。
まずはこのスケジュール感を頭に入れておきましょう。
よくある質問:就活のスケジュールは学部生と違いがあるの?
結論からお伝えすると、大学院生と学部生の就活スケジュールは全く同じです。
理由はシンプルで、企業は院生・学部生にたいして同じタイミングで採用活動を行っているから。
例として味の素の新卒募集要項を紹介しますが、このように学部生と大学院生を同時に募集しているのが分かると思います。
大学院生も学部生と同じスケジュールで動く必要があると考えておきましょう。
就活はスタートが遅れるだけで、不利になってしまうことも多いですよ。
よくある質問:大学院生は学部生よりも就活で有利ってホント?
こんな疑問があると思いますが、大学院生は学部生よりも就活で有利になるケースは多いです。
なぜなら、大学院生しようと考えている企業は多いから。『大学院生枠』を設けている企業もあるほどなので。
やはり企業としては、
①:専門知識や実験スキル
②:思考力やプレゼン力
上記のような知識や能力が身に付いていて、学部生よりも戦力になりやすい大学院生を評価するわけですね。
実際に理系院生のみの特別選考や早期選考もあります。
ぼくの研究室の先輩は特別選考をつかって、修士1年の8月には内定をもらい就活を終えている人もいました。
このように就活において、大学院生は学部生よりも有利になる場面が多いかなと思います。
【注意】本選考が始める3月から就活を始めるのはNG
先ほど本選考は修士1年の3月からスタートとお伝えしたと思いますが、本選考から就活を始めるのは絶対にNGです。
就活がうまくいかなってしまう可能性が高いので。
ぼくの研究室同期は8人中3人が3月から就活を始めたのですが、その3人全員いつまで内定をもらえず修士2年の9月頃まで就活をしていました。
逆に早くから始めていた残りの5人は大手企業から内定をもらって早々に就活を終えていましたね。
『就活のスタート=本選考が始まる3月』と認識している大学院生は多いです。
しかし、就活を本選考が始まる3月からスタートしては失敗するリスクしかありません。
出来るだけ早いタイミングで就活をスタートさせていきましょう。
大学院生は就活をいつからはじめるべきなのか
結論から先にお伝えすると、この記事を読んでいる今から始めるべきです。
理由はシンプルで、就活は早くから始めたぶんだけ有利になるものだからですね。
具体的に言えば、修士1年の6月には始めておきたいところかなと思います。
この時期から始めていればサマーインターンには間に合うので。
また就活は対策しなければならないことが多いので、準備にとにかく時間がかかります。
大学院生は研究に授業と、学校のことだけで手いっぱいになることも多いです。
万全な状態で本選考を受けられるようように、今すぐ就活を始めていきましょう。
就活を早くから始めるべき理由
就活を早くから始めるべき理由を簡単に3つ紹介します。
それは下記の通りです。
①:解禁してからでは準備が間に合わないから
②:選考対策に時間をかけられるので内定率が上がるから
③:多くの企業を見て自分に合う会社を探せるから
何度もお伝えしていますが、早くから始めれば始めるだけ、就活が成功する確率はあがりますよ。
よくある質問:研究があるので就活をそこまで早く始められません・・
こんな悩みがある方は自己分析やWebテスト対策など、スキマ時間にできることから始めていきましょう。
『全くやらない』と『少しでもやっている』では後々かなりの差になってくるので。
ぼくも教授から許可が下りずインターンには行けませんでしたが、修士1年の6月から準備は進めていました。
大手から3社内定という結果で就活を終えることができたのは、上記したように早いうちから就活対策を始めることができていたからだと思います。
時間的に出来ることだけでもいいので、少しずつ就活を準備を進めていきましょう。

情報収集におすすめなのが「アカリク 」という理系院生に特化した就活サイト。
マイナビ・リクナビではなくアカリクをおすすめする理由は下記の通りです。
アカリクのおすすめ理由 理系院生に特化した就活TIPSを学べる 理系院生を積極採用している企業を知れる 企業から直接オファーが届く 理系学生使用率NO1なので信頼性がある 無料で利用することができる
マイナビやリクナビなど万人受けするような就活サイトでは、理系院生の就活で必要な情報を全て手に入れられません。
例えば「研究のアピールのやり方」「研究職・開発職でのキャリアの作り方」などですね。
研究で忙しい方もアカリクをつかって情報収集だけでもしておくことがおすすめですよ。
アカリク公式サイト:https://acaric.jp/
大学院生が就活を成功させるためにやるべきこと
大学院生が就活を成功させるために必ずやるべきことを紹介します。
それは下記の6点です。
大学院生が就活を成功させるためにやるべきこと
①:自己分析を行う
②:Webテスト対策
③:企業選びの軸を決める
④:研究内容の整理
⑤:インターンに参加する
⑥:就活に詳しい人に相談する
上記のものは全て、大学院生が就活をするうえでは避けては通れないものしかありません。
早め早めに対策を進めておけば、就活で苦労することが減りますよ。
それぞれ順番に解説していきます。
①:自己分析を行う
就活を始めたらすぐに自己分析を行うようにしましょう。
なぜなら『自己分析の完成度=就活での選考の通過率』となるからです。
実際、ESに書く内容や面接で回答内容のほとんどは自己分析を整理したもの。
例えば、下記のことは自己分析ができて初めて評価される回答ができるようになります。
志望動機
自己PR
強み・弱み
就活の軸
これらはESでも面接でも評価の中心になります。
なので、自己分析ができていなければ、就活の選考を通過するのはほぼムリと言っても過言ではありません。
重要なことなので繰り返しにはなりますが、自己分析は徹底的に行うようにしましょう。
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自己分析の簡単で失敗しないやり方【2時間で完結します!】
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②:Webテスト対策
Webテスト対策は早めにはじめておくようにしましょう。
理由としては下記の2点です。
①:ボーダーは低くないので落ちる人も多い
②:Webテストは種類が多いので対策に時間がかかる
Webテストはボーダーは低くないため、そこでつまづく人も少なくありません。
実際にぼくの知り合いの東大の理系院生の中にも、Webテストで落ちている人がちらほらいたほどです。
また、Webテストは有名どころだけでも5種類もあるので、全て対策しようとすると結構時間がかかります。
主要なWebテストの種類 SPI ENG 玉手箱 CAB/GAB TG-WEB
企業によって使っているWebテストの種類が違うので、上記の5つは全て対策が必要になります。
1種類につき4時間ほど勉強する必要があるため、合計で20時間はかかってしまうわけですね。
しかし、Webテストは9割以上の企業で採用されている選考なので無視することはできません。
必ず対策をするようにしましょう。Webテストで落とされてしまうのはもったいないですよ。
③:企業選びの軸を決める
企業選びの軸を決めておくことは大切です。
理由としては2点ありまして、それは下記の通り。
①:志望業界・企業を決めるのに役立つ
②:面接で聞かれることも多々ある
就活では『どの業界』『どの企業』を決めることは難しいですが、めちゃめちゃ重要なことです。
というのも、受けられる企業数には限界があるからですね。
大学院生はたださえ研究で時間がありません。なので、30社も40社も受けられないのが現実です。
仮に50社受けたとしても『1社にかけられる時間が少ない=対策不足』となり、不採用の連続になる可能性が高めかなと。
なので、大学院生は自分がほんとうに興味を持てる業界・企業に絞って就活を進める必要があるわけです。
そのためには『企業選びの軸』が明確しておかなければなりません。早め早めに考えておきましょう。
④:研究内容の整理
大学院生の就活では『研究内容の整理』はマストです。
理由はシンプルで面接で確実に聞かれる質問だからですね。
ぼく自身も就活で10社ほど面接を受けましたが、研究内容を聞かれなかった企業は1つもなかったですよ。
また研究内容をうまく話せないと、下記のように評価下げられることもあります。
研究をしっかりとしていない怠慢な学生
論理的にものごとを説明できない能力の低い学生
大学院生の就活では、研究内容の説明をうまくできるかどうかが『就活の成功・失敗』に直結します。
初めての人が聞いても理解できるように、研究内容の整理を進めていきましょう。
⑤:インターンに参加する
インターンに参加することで就活を有利に進めることができます
というのも、インターン参加者は早期選考や特別選考など囲い込みを受けられるケースが多いからです。
実際にTOTOの研究職にインターン経由で早期内定した先輩もいましたし、資生堂のインターンで評価されてそのまま特別選考に呼ばれた後輩もいました。
このようにインターンに参加することはメリットしかありません。
インターンの選考で落ちても本選考には影響はないので、心配せずにインターンへ応募して問題ありませんよ。
インターンは必ず応募するようにしましょう。
⑥:就活に詳しい人に相談する
1人で就活をしようとしても失敗するだけなので、詳しい人に相談しながら進めるようにしましょう。
理由はシンプルで、1人でやっていると間違った方法あるいは効率が悪い方法で就活を進めてしまっている可能性が高いからです。
受験勉強を思い出してほしいのですが、どちらのほうが早く偏差値が上がりそうですか?
パターンA:独学
パターンB:プロの家庭教師の指導を受けながら勉強
確実にパターンBの方が早く偏差値があがり、志望校に受かりやすいですよね。
これは就活でも同じです。
ただしい対策のやり方を知っている人に教えてもらながら進めていく方が、就活が成功する可能性は高いです。
1人でやろうとせずに就活に詳しい人に相談しながら、就活を進めていくようにしてくださいね。
上記のように悩んでいる方は『キャリセン就活エージェント』の利用がおすすめです。
というのも、就活のプロが内定まで何度でも無料で相談にのってくれるから。
キャリセン就活エージェントの具体的なサービス内容は下記の通り。
サービス内容 自己分析サポート ES添削 面接やグルディスなどの選考対策 1人1人の価値観に合った優良企業の紹介
キャリセン就活エージェント使わない理由がないほど有益なサービスです。
サービスの質は高く、選考対策によって内定率が5.4倍になるというデータがでているとのこと。
就活に詳しい人が周りにいない方はキャリセン就活エージェント使って、プロに相談をしながら就活を進めていきましょう。
キャリセン就活エージェントは完全無料で利用できます。登録していない方はこの機会にぜひ使ってみてくださいね。
よくある質問:大学院生で就活に失敗する人の特徴とは?
大学院生で就活に失敗する人の特徴は下記の2点です。
①:大手しか受けない
②:就活をなめている
やはり就活に失敗する人は大手しか受けない傾向にあります。
大手企業の倍率は50倍以上が当り前です。
なので『大手しか受けない⇒落ちまくる⇒自信をなくす⇒就活が上手くいかなる』となり、就活に失敗してしまうわけですね。
また、就活に失敗する人は『就活をなめている』ことが多いです。
例えば、締め切り当日にESを書き始めるとか、面接の準備は始まる10分前に軽くするだけとかですね。
『研究が忙しいから就活は後回し、少し手を抜いてもいいか・・』となる気持ちは分かります。
ですが、時間がなくても真剣に就活に向け合わなければ、無い内定になってしまう可能性は高いですよ。
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まとめ:今すぐ始めることが就活成功の第1歩
いかがでしたでしょうか?
今回は『大学院生はいつから就活をはじめるべきか』について解説してきました。
最後に内容をまとめると下記の通りです。
就活は今すぐ始めることが大切
-修士1年の6月に始められたらベスト
大学院生が就活を成功させるためにやるべきこと
①:自己分析を行う
②:Webテスト対策
③:企業選びの軸を決める
④:研究内容の整理
⑤:インターンに参加する
⑥:就活に詳しい人に相談する
就活は早く始めれば有利に進めることができます。
今すぐ行動していきましょう。
今回は以上です。