
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
・理系院生の就活スケジュール【いつごろから始める?】
・理系院生の就活事情【メリットも紹介】
・就活で失敗しないためにやっておくべきこと
本記事の信頼性
この記事を書いている私は理系院卒で大手企業の新卒2年目。
現在はその経験を活かして就活支援をしています。
院生と学部生では就活の進め方はかなり異なります。
なぜなら、研究との両立が大変だったり、面接でも研究内容の説明をしたりする必要があるからです。
そこで本記事では理系院生の就活に関して、実体験に基づいて解説します。
理系院生の就活スケジュール【いつごろから始める?】
理系院生の就活は「修士1年の7月」からスタートします。
なぜかというと、修士1年の7-8月でサマーインターンがであるからです。

具体的な就活スケジュールは下記の通りです。
修士1年の6月から初めて、修士2年の6-7月に終わる人が多いです。
特に、メーカーの研究職は内定を出すのが遅めなので、文系学生よりも就活が長引く傾向にあります。
よくある質問①:インターンに参加するメリットはあるのでしょうか?

こういった疑問もあると思いますが、インターンには参加すべきです。
理由としてインターンに参加することはメリットしかないからです。
具体的なメリットは下記の通りです。
- 企業への理解が深まる
- 早期内定の可能性もある
- 就活仲間ができる
インターン参加のメリットは「企業理解」だけと考えている就活生は多いです。
ですが、早期選考に呼ばれて早期内定をもらえることすらあるのです。
また、就活仲間ができるのもインターン参加の大きなメリットです。
なぜなら、情報を共有できるので1人で進めるよりも効率的に就活を進めることができるから。
実際にぼくもインターンで仲良くなった友達と選考の情報を交換したり、ES添削をしあったりすることで就活を効率的に進めることができました。結果として大手3社から内定獲得できました。
理系院生は1人で就活をしがちです。
その結果、間違った準備の仕方をしてしまい、就活をなかなか終えられない人も少なくないので、就活仲間ができるのは大きなメリットですね。
よくある質問②:研究室推薦は使うべき?

研究室推薦の中に自分が行きたい企業があれば積極的に活用しましょう。
理由は単純で、一般選考よりもはるかに楽に内定を取ることができるからです。また、一般ルートよりも早期に内定を獲得できることもあります。
履歴書・ESを出すだけで内定、最終面接からスタートなどかなり優遇されて選考を受けることができますよ。
注意点としては「内定を辞退できないこと」です。
やはり他の企業に行きたい・・と思っても研究室と企業の関係性を保つために、簡単には辞退できません。
慎重に検討してから研究室推薦を利用するかを決めるようにしてくださいね。

理系院生の就活事情【メリットも紹介】
就活を始めるまえに理系院生の就活事情を知っておきましょう。
リアルを把握することで就活の進め方をイメージできるようになりますよ。
理系院生の就活事情
・就活をする時間がとにかくない
・文系就職を選ぶ人もいる
それぞれ順に解説していきますね。
就活の準備する時間がとにかくない
研究が忙しくて他のことをする時間とりにくいですよね。
就活中も研究を並行して行う必要があるので、就活の準備は進めるのはかなり苦労します。
研究室がブラックな人の中には時間が取れないのでエントリーする企業の数を減らすしかないという人すらいるのが現実です、、
ぼくの研究室も「就活中でも研究の成果を出せ!」というスタンスだったのでESは通ったけど面接に行けないといこともありました。
このように院生はとにかく就活の準備をする時間をとれません。
早め早めの対策を進めていきましょう。

文系就職を選ぶ人もいる
理系院生は「文系就職」を選択することができます。
なぜなら、文系職は専門性を求められないので、学部のバックグラウンドに関わらず採用を行っているからです。
最近では理系院生の文系就職は増えてきています。研究で身に付けた「思考力」や「解決力」を活かして文系職として活躍しようと考える人も少なくないですよ。
理系院生はこのように「研究職」も「文系職」も進路として選択することができるのです。

よくある質問③:就活における院生のメリットは?

もちろん理系院生として就活するメリットはあります。
それは下記の通りです。
- 大卒よりも初任給が高い
- 理系職では大学卒より有利な可能性が高め
それぞれ簡単に解説していきます。
初任給について
基本的に大学院卒に初任給は「大卒+2万円」に設定されています。
2年間勉強しているので上乗せをしてくる企業は多いですね。
理系職では大学卒より有利な可能性が高め
理系職では院生の方が学部生より有利になるケースが多いです。
なぜなら、院生は知識や実験スキルがある程度は備わっているので、戦力になるのが早いと企業に評価されるからです。
実際に研究職や研究職は「大学院卒のみの募集」という企業も少なくありません。学部卒を募集している会社でも比率は「学部卒1:院卒9」割合になることがほとんどです。
つらい研究生活を乗り越えた分、企業からは大卒よりも評価される可能性は高めですよ。
就活で失敗しないためにやっておくべきこと
理系院生が就活で失敗しないためにやるべきことを紹介します。
就活で失敗しないためのポイント
・研究内容を分かりやすく伝える練習
・志望動機/院進した理由を明確にする
・1人で就活を進めない
それぞれ順に解説していきますね。
研究内容を分かりやすく伝える練習
理系院生が就活を成功させるためには「研究内容を分かりやすく伝える」ことはマストです。
なぜなら、研究内容はESでも面接でもほぼ100%聞かれるからです。
研究内容を伝えるのが下手だと
- ・論理的に話す能力が低い
- ・研究に真剣に取り組んでいない
と評価されてしまうので、それだけで選考突破がかなり厳しくなります。
分かりやすく伝えるためのポイントは「中高生でも理解できる内容」にすることです。
なぜなら、面接官が研究職の社員であってもあなたの研究分野の知識は少ない可能性があるからです。
専門用語を使いすぎることはNG。具体例を使うなどして初めて聞く人でも分かるように伝えることを意識してみてくださいね。
研究内容を伝える練習は徹底的に行うようにしましょう。
志望動機/院進した理由を明確にする
理系院生が就活するうえで「志望動機」「院進した理由」を明確にすることはとても重要です。
なぜなら、理系院生は「学部で就職ではあえて院進」「文系職も選べる中であえて理系職」のように幅広い選択肢から、あえて今の選択をしていると企業側から判断されています。
そのため「志望理由」「院進した理由」を明確に説明できないと、高評価を獲得することはかなり厳しいですよ。
実際にぼくもほとんどの面接で「なぜ大学院に行ったの?目的は?」と聞かれていました。面接官が納得できない時はかなりつっこまれましたね、、
就活で失敗しないためには「志望動機」「院進した理由」を明確にしておくことは必須ですよ。
1人で就活を進めない
理系院生は1人で就活を進めると失敗する可能性が高めです。
なぜなら、効率が悪い&間違ったやり方で就活の対策を進めてしまっているかもしれないからです
そのため、就活に詳しい人に相談しながら進めていくことが就活成功のためには重要です。
実際、ぼくも1人で進めていた時は面接1勝10敗。
就活支援をやっていた先輩に相談してからは面接の通過率がグッと上がり、倍率100倍を超える企業からも内定を獲得することができました。
初めから手探り状態で1人で就活対策をするのはかなり大変です。
詳しい人に相談することで、1人でやるよりも何倍も効率よく就活を進めることができますよ。
よくある質問④:周りに頼れる相手がいないときはどうしらいいですか?

就活支援サービスを使えば簡単に相談できる相手を見つけることが出来ます。
具体的には下記の3つのサービスがおすすめです。
就活に詳しい人に頼りながら効率的に就活をすすめていきましょう。

まとめ
今回は理系院生の就活について紹介しました。
内容をまとめると下記の通りです。
理系院生就活は修士1年の6月からスタート
・インターンは参加必須
・研究で時間が取られるので早め早めの準備が重要
理系院生の就活事情
・就活をする時間がとにかくない
・文系就職を選ぶ人もいる
理系院生が就活で失敗しないためのポイント
・研究内容を分かりやすく伝える練習
・志望動機/院進した理由を明確にする
・1人で就活を進めない
理系院生は研究でなかなか就活の時間が取れません。
そのため、早め早めからスタートすることが重要ですよ。
就活に詳しい人に相談しながら効率的に就活を進めていきましょう。
今回は以上です。