
こんな悩みを解決する記事になっています。
結論だけ先にお伝えすると、文系就職で理系が不利になることは一切ありません。
この記事を読むことで、「文系就職における理系学生の評価」「理系が有利に文系就職を進める方法」までをイメージできるようになると思います。
記事の信頼性
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目次
理系でも文系就職で不利にならない
理系だと文系就職は厳しいのかな・・と考えている人も多いかなと思います。
しかし、安心してください。理系が文系就活で不利になることは一切ありません。
むしろ近年は理系を文系職として採用する企業は増えているのです。
この理由としては下記の2点があげられます。
- 文系就職では”専門性”は重視されないから
- 理系の思考をビジネスに取り入れたいから
実は文系就職では”専門性=学部”は選考に全く関係がありません。
新卒採用は知識や実績ではなく、性格やポテンシャル重視で選考が行われるからです。
この資料は企業が採用基準として重視する項目に関する調査をまとめたものです。
※出典:株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所 就職白書2017 -採用活動・就職活動編-
- 人柄(93%)
- 入社への熱意(76%)
- 今後の可能性(69%)
このように「人柄」「熱意」「今後の可能性」と”その人自身”を見て評価をしています。
学力(知識)や能力は5位以下とそこまで重要視されていないのが実のところです。
このように文系就職では専門の知識や技術は重要ではありません。
そのため、文系就職は学部を考慮せずに採用を行うので、理系でも全く不利にはならないというわけです。
また、最近では理系の思考もビジネスに取り入れていこうという傾向があります。
文系だけの思考よりも理系の考え方も取り入れて、多くのビジネスプランを作ろうと考えているためです。
(文系脳、理系脳ということがありますよね。それくらい考え方が違うのです。)
これまで文系職は当然ですがほとんどの人が文系出身でした。
そのため、理系の学生を文系職として採用したいと考える企業は増えてきているのです。
よくある質問①:理系が有利な文系職種ってあるのでしょうか?

ここではこのような質問に回答していきます。
実際に、理系の学生が多く採用される職種はあります。
それは下記の3つです。
- コンサルタント
- MR・技術営業
- システムエンジニア(SE)
これらに理系出身者が多い理由としては理系の強みである「専門知識」や「論理的思考力」を活かしやすいからです。
企業としてもこれらの職種では理系の学生を評価しやすい傾向にあります。
やはり、強みが活かしやすい業界・職種では有利に就活を進められるのです。
文系就職する理系学生が有利な点
理系学生が文系就職をする際に有利になることもあります。
代表的なものでは下記の2点です。
・希少性が高い
・研究について話すことができる
それぞれ順に解説していきますね。
希少価値が高い
文系就職をする学生のほとんどが文系なので、理系というだけ希少性が高いです。
また、多くの面接官が”理系”とESにあるだけで次のような印象をいだきます。
なぜなら、理系出身の社員はこれらの能力を活かして活躍していることが多いからです。
- 論理的思考力が高い
- 課題解決力に優れている
これらは両方ともビジネスでは大きな武器になります。
そのため、理系は目に止まりやすく、文系学生と差別化をはかれるのです。
研究について話すことができる
研究について話すことができるのは大きなメリットです。
なぜなら、理系ならではの強みをアピールできるからです。
例えば、研究内容を分かりやすく話するこが出来れば、それだけで”論理的思考力が高い”と評価されます。
自分が知らない難しいことを簡単に説明できる人って賢く感じますよね。
それは面接官も同様に感じることなのです。
さらに、研究成果があれば「分析力」や「課題解決力」もアピールすることができます。
面接官も研究が簡単ではないと知っているので、”研究の成果を出せる=能力が高い”と評価します。
このように研究を通してアピールをすることは理系だけの特権なのです。
理系が文系就職で成功するための方法
理系が文系就職を成功させるための方法について紹介します。
それは下記の3点です。
・徹底的に情報収集する
・研究職ではない理由を明確にする
・就活をサポートしてれる人を見つける
やはり理系が文系就職をする際には文系の学生に比べ不利な点も多いです。
しかし、これから紹介する方法を実践することで成功に近づくことができますよ。

徹底的に情報収集する
就活はとにかく情報戦です。
なぜなら、就活のやり方は誰も教えてくれないからです。
ネットを使って調べたり、実際に説明会に足を運んだりして情報を手に入れなくては就活では勝つのはかなり難しくなります。
特に、文系就職をする理系の学生は意識して情報を集める必要があります。
理系で文系就職をする人は1-2割程度しかいません。そのため、友達や周りの知り合いから有益な就活の情報が入ってくることはないからです。
一方で、文系の学生はほぼ100%が文系就職なので勝手に情報が入ってきます。
就活での情報戦では文系就職をする理系の学生は最初からかなり不利なのです。
文系就職を有利に進めるために集めるべき情報は下記の通りです。
- 選考情報・選考体験記
- 有益な就活セミナー
- 裏ルートで選考にのる方法
どれか1つでも情報集を怠ってしまうと就活失敗のリスクが高まります。
めんどくさい作業ですが徹底的に情報を集めていきましょう。
誰でも出来る部分で不利になるのはもったいないかなと思います。
よくある質問②:おすすめの情報収集サイトを教えてください。

おすすめの就活サイトを教えてください。
ここではこんな質問に回答していきます。
就活サイトって数が多すぎて選ぶのは難しいですよね。
利用しているサイトが多すぎると有益な情報だけでなく、逆に価値の低い情報まで調べることになる可能性も・・
有益なサイトだけを使って効率よく情報収集していくが重要です。
実際にぼくも利用していてたおすすめの就活サイトをジャンル別に紹介します。
全て完全無料で使えるサービスなので安心して使用してみてください。
選考情報・就活体験記
選考情報を探すのにおすすめのサイトです。
特に大手や外資系志望者にはマストかなと思います。
また、実際に選考を受けた学生の選考体験談を読めるのもおすすめポイントです。
選考対策セミナーの情報
有益な就活対策セミナーを提供しているサービスです。
プロ講師が講義をしてくれるのに無料という点もかなりおすすめですね。
裏選考ルートの情報
ここで紹介するのはオファーサイトです。
オファーとは企業が学生に対してオファーが届くサービスです。
名前などの基本情報と自己PRを入力するだけで結構たくさん企業から連絡がきますよ。
無料の会員登録のみで使用できる点は魅力的ですね。
研究職ではない理由を明確にする
理系が文系就職する場合は「なぜ研究職ではないのか」という質問は必ず聞かれます。
正直に言えば、研究職でない理由を面接官に納得してもらえなければ内定は確実にもらえません。
なぜなら、理系が文系就職することを面接官は「研究から逃げたのかな?」疑問に思っているからです。
この疑問が解消されなければ”評価を高くつけられない=不採用”となってしまいます。
実際に、研究職でない理由を作るときは下記の3点を意識してみてください。
この部分がしっかり作りこめれば、それだけで文系の学生と差をつけることができます。
- 志望動機に関連させる
- 研究が詰まらなかったは絶対にNG
- 研究の面白かった点・違うと思った点の両方を用意する
「なぜ研究職ではないのか」はネガティブな質問と捉えられがちですが、回答を正しく作り込めば「入社への熱意」をアピールすることすらできるのです。
就活をサポートしてくれる人を見つける
選考対策を最も効率的に進める方法は「詳しい人に頼る」です。
なぜなら、就活で成功するための方法を教えてくれるからです。
実際に就活はある程度は戦い方が決まっています。
例えば「評価される志望動機の作り方」「面接で論理的に話す方法」などですね。
もちろんネットで調べても出てきますが、話を聞いた方が分かりやすいし早いです。
就活は1人で進める必要はありません。
就活に詳しい人に頼って効率的に選考対策を進めていきましょう。
よくある質問③:頼れる先輩がいません・・誰に相談したらいいですか?

就活に詳しい人が周りにいない時はどうするべきですか?
こんな質問について回答していきます。
実は完全無料で就活のプロに相談できるサービスが存在します。
このサービスを使えば誰でも就活のプロに頼ることができるのです。
ここではおすすめの2つのサービスを紹介します。
おすすめポイントはどちらのサービスも繰り返し相談にのってくれる点です。
就活って数か月は続きますよね。
その間就活のプロにサポートしてもらえるのはかなり心強いですよ。
まとめ
理系学生は実験や研究を通して必ず論理的に考える習慣が身に付きます。
このような理系らしい「論理的思考力」「課題解決力」などはビジネスでも必要不可欠なのです。そのため、これらの能力は就活でも強みになります。
文系の方が文系就職に有利ということはありません。
基本的には文系でも理系でも対等に評価されます。
むしろ、理系の学生の方が有利な点も多くあるのです。
情報収集など文系の学生に比べると大変な点があるのも事実です。
しかし、対策を怠らなければ文系の学生に負けることなく就活を進めることができますよ。
今回は以上!です
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。