
こんな悩みを解決する記事になっています。
この記事を読むことで
- 理系就活におけるTOEICの必要性
- 獲得するべきTOEICスコアの目安
- TOEICスコアで就活が有利になるのか
までをイメージできるようになると思います。
記事の信頼性
・理系かつTOEIC800以上で就活をスタート
・倍率300倍越えの企業から複数内定を獲得
・就活生を350人以上サポートしてきました
目次
理系の就活におけるTOEICの必要性
理系でもTOEICスコアを獲得しておくことに越したことはありません。
「英語=文系」と考える人も多いですが、実際に社会人になってから理系でも英語力を求められる場面がある程度あるからです。
そのため、学生の英語力を把握する目的で、ほぼすべての企業のESや履歴書にTOEICスコアの記入欄があるのです。
ここから理系が就活のためにTOIECスコアを獲得しておくべき理由について紹介します。
それは下記の通りです。
・業務上で英語が必要な企業は多い
・他の就活生と差別化できる
・文系就職でも不利にならない
それぞれ順に解説していきすね。
業務上英語が必要な企業は多い
研究職や開発職などでも一定の英語力が求められます。
なぜなら、英語の論文を読んで知識を増やしたり、実際に英語のデータを分析してまとめたりする必要があるからです。
さらに、国際学会に参加して成果を発表するときには、英語でのプレゼン・質疑応答をする必要もあるのです。
このように理系の職種でも実際の業務で英語を使う機会はかなり多いんですよね。
そのため、TOEICスコアが低いと英語ができないと判断され、就活の選考でもマイナスの評価からのスタートになってしまうかもしれません。
TOEICのスコアがあまりにも低い場合は、”英語力がない”とは思われないレベルまで引き上げておく必要があると思います。
具体的なスコアの目安については次の章で紹介しています。
他の就活生と差別化できる
TOEICスコアはほぼすべての企業でESに書くので、スコアが高いと他の就活生との差別化になります。
特に、理系の学生でTOIECのスコアがずば抜けて高い学生は多くないので、スコアが高いと面接官の目にも止まりやすくなるというわけです。
その結果、面接官から好印象を持たれたまま面接をスタートすることができるのです。
文系就職でも不利にならない
文系職・理系職の両方にに応募できるというのは理系の特権ですよね。
しかし、文系職への就活では当然ですが文系の学生がライバルになるので、選考の際に文系の学生と比較されて不利になるポイントは事前に潰しておくが重要です。
その不利になるポイントの1つとして英語力があるのです。
特に、商社や証券など海外の情報を調べたり、海外とのやり取りが多い業界では、”英語力”が低すぎる場合はESの段階で足切りや減点をされる可能性があります。
そのため、文系就職を目指す場合は、一定レベルのTOEICのスコアを獲得して最低限の英語力を示すことが重要になってくるのです。
TOEICの点数による評価の違い
ESや履歴書に書けるのは700点以上からかなと思います。
大学生全体のTOEICの平均点は570点程度であるため、600点くらいでは企業側の目に止まらない可能性が高いからです。
さらに、TOEICのスコア分布としては445-690点までの幅に多くの人がいるため、700点を超えてくれると英語力はある程度ありそうと判断してもらえるというわけですね。
実際にTOEIC点数別の評価の印象は下記の通りです。
- 700-800点:英語への苦手意識はなさそう
- 800-860点:英語が得意そう
- 860点以上:かなり英語ができそう
英語力をアピールして、周りの就活生と差をつけたい場合は860点以上がマストです。
TOEIC運営側の評価としても860点以上をAランク評価(最高)にしているので、これくらいの点数が取れていれば「自己PR」や「学生時代頑張ったこと」の題材と話すことができるからです。
就活でのTOEICの使い方をまとめると下記のようなイメージです。
ESに点数を書きたい⇒700点以上
面接で話さないけどアピールしたい⇒800点以上
自己PRで話したい⇒860点以上
自分の就活においてTOEICがどのような立ち位置になりそうかを考えて、必要になるであろう点数を目標に勉強を進めていきましょう。
よくある質問①:TOEICの点数は盛ってもOKですか?

スコアシートの提出はないので、点数を盛るべきでしょうか?
こんな質問に回答をしていきます。
結論からお伝えすると、点数を盛ることはおすすめできません。
点数盛るメリットよりもデメリットの方がはるかに大きいからです。
点数を盛るデメリットは下記の通りです。
- ばれたら内定取り消しになる可能性あり
- 英語が得意と思われ、面接で英語での質問がくる
- TOEICの話を深堀りされてもいい回答ができない
3については事前に準備をしていれば上手く切り抜けることはできますが、1,2についてはどうしようもできないですよね。
一方で、メリットはESの見栄えを少し良くできるくらいなので、ここまで大きなデメリットを背負うリスクを取る必要はないかなと思います。
自分の点数に自信がない場合は、あえてTOEICの点数を書かないというのもありですよ。
僕の友人でTOEIC500点だから"受けたことがない"ということにして書かないという人がいましたが、それでも超大手企業からバンバン内定をもらっていましたよ。盛るくらいなら書かない方がおすすめですね。
大手企業では800点でも面接官の目には止まらない
大手企業での就活においては800点レベルではなんのアピールにもなりません。
なぜなら、大手企業ほど上位校の学生が多いので、TOEIC900点越えや帰国子女だからビジネスレベルで英会話できますって人がゴロゴロいるからです。
大手企業ではTOEICの点数で他の就活生と差別化をはかることはかなり難しいのです。
僕自身も就活時代は820点でしたが、日系大手や外資を受けたときはTOEICについては何も触れられないレベルでしたね・・
TOEICスコアだけでは就活は有利にならない
TOEICスコアだけでは就活が有利になることはありません。
なぜなら、TOEICスコアは採用項目の一部でしかなく、TOEICスコアが高いからその就活生を採用しようと考えている企業はそこまで多くないからです。
実際に企業が採用項目で重要視しているのは下記の3点です。
- 人柄
- 入社への熱意
- 将来性(ポテンシャル)
このことはリクナビを運営しているリクルートが行った調査で、数値として明らかにされています。
その結果をまとめたのが下記の資料です。
採用基準の中で語学力の重要性は11位であり、重視すると回答した企業は約1割しかありません。
このようにTOEICだけでは就活が有利になることはほぼないのです。
就活を有利に進めるためにはTOEICで語学力をアピールするりよりも、企業が最重要視している「人柄」「入社への熱意」「ポテンシャル」を面接官にアピールすることが重要ですね。
実際に「人柄」「入社への熱意」「ポテンシャル」をアピールするためには下記の3つの質問の準備を徹底的に行いましょう。
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代頑張ったこと
3つの質問は面接で最も必ずと言っていいほど聞かれる質問であり、それだけ企業も採用の際に参考にしているからです。
このようにTOEICのスコアだけでは就活を有利にするには難しいです。就活で成功するためには徹底的に自己分析を行い、先ほど紹介した3つの質問の回答の質を高めていくことが重要ですよ。
まとめ
今回は理系就活におけるTOEICの重要性について紹介しました。
内容をまとめると以下の通りです。
- TOEICスコアは理系でもあるに越したことがない
- ESに書くならスコア700点以上を目指す
- 面接でアピールするなら900点以上を目指す
- 就活ではTOEICよりも自己分析の方が重要
就活ではTOEICスコアが高いに越したことはありませんが、就活で成功するためには”自己分析”や”面接対策”などTOEICの勉強よりも重要なことは数多く存在します。
TOEICスコアをアピールしているうちは面接も落ちまくりですが、自己分析して考え抜いた自分の強みをアピールするようになってから面接の通過率ははるかに上がりました。
就活の準備を怠ることなく、並行してTOEICの勉強を進めることが重要かなと思います。
今回は以上!です
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。