理系の就活

理系の大学院卒は就職できないってホント?理系院卒の筆者がリアルな意見をお伝えします

 

理系院卒での就職は難しいの?

院に進学しても大丈夫?

理系院生が就活失敗する理由は?

学部就職か大学院進学かの基準は?

 

こんな悩みを解決する記事になっています。

 

 この記事を書いた人

・理系院卒で大手メーカーの社会人3年目

・これまで400人以上の就活生をサポート

 

理系の大学院卒は就職で不利になるらしい・・

学部卒の方が採用枠が多いと聞く・・

 

上記のような悩みを抱えている理系の学生も多いのではないでしょうか?

 

結論から、お伝えすると理系は大学院に進学しても普通に就職できます。むしろ有利なくらいです。

 

実際、私は学部、大学院の両方で就活していましたが、明らかに大学院時代の就活の方が評価してもらえたので楽でした。

 

この記事では、「理系の大学院生が就活で有利な理由」「大学院に進んで就職に失敗する人の特徴」「就職か進学を選ぶ基準」についてを実体験をもとにお伝えします。

 

前置きは長くなりましたが、さっそく始めていきましょう!

 

理系の院卒が就職できないは嘘です

 

結論からお伝えすると、理系の大学院卒が就活で不利になることは一切ありません。

 

むしろ理系院卒の人材は就活市場で評価されやすい傾向にあります。

 

なぜなら、大学院の研究で身に付く「知識」や「論理的思考力」「分析力」のある学生をどの企業も欲しているから。

 

大学院に進学してしまうと進路が狭くなる・・という話を聞きますが、これも全く事実とは異なります。

 

理系は大学院に進学することで選択肢は増えていきます。

 

研究職や開発職といった職種は修士卒以上の学生が中心に採用されれるから。

( むしろ、研究職としての就職は学部卒だと結構厳しめです、、)

 

理系院卒の学生の進路をざっくり分類すると下記の通りです。

  1. 研究・開発職などの理系職:70%
  2. 金融や商社などの文系職:20%
  3. 公務員:10%

 

やはり、研究・開発職などの理系職として就職する人の割合が多いですね。

 

しかし、院卒では不利と思われがちな文系職として就職する人も一定数います。

 

繰り返しになりますが「理系は大学院に進学したから就職が厳しくなる」ということはありません。

 

むしろ、進路の選択を増やすことができますよ。

 

よくある質問①:理系の院卒で文系就職ってどうなの?

 

上記したように理系院卒で文系就職する人は結構います。

 

実は、多くの企業が営業職やマーケティング職などの文系職でも理系人材を欲しているからですね。

 

理由は下記の2点になります。

  1. 大学院で身に付くスキルは文系職で活かされるから
  2. 企業は人材の多様性を求めているから

 

大学院の2年間で身に付けられる「思考力」や「分析力」は文系職でもマスト。

 

そのため、これらのスキルレベルが高い院卒の学生は企業から引く手数多です。

 

また、理系らしい考え方が出来るという点も評価されます。

 

『文系だとあり得ないことだけど、理系だと普通(数字にこだわる、分析するなど)』ということが学生生活でもありますよね。

 

上記のことはビジネスの場でもよくあることなのです。

 

そのため、最近では文系職でも理系の院卒を積極的に採用したいという企業が増えています

 

理系の大学院生が就活で失敗する理由

 

理系の大学院生が就活で失敗してしまうパターンはだいたい決まっています。

 

それは下記の通りです。

 

就活スタートの時期が遅い

研究室が就活に対して寛容ではない

大学院進学の目的が明確ではない

 

上記のどれかに当てはまってしまうと、就活でかなり失敗しやすくなります。

 

さらに2個以上当てはまっていると、行きたくもない企業に就職してしまう可能性は高めですよ。

 

それぞれについて詳しく解説していきますね。

 

就活スタートの時期が遅い

 

就職に失敗する大学院生は基本的に就活のスタートが遅い傾向にあります。

 

就活は準備することが山ほどあります。スタートが遅いことだけで致命的です。

 

しかも、大学院生は研究で忙殺させれるので、自由に使える時間が学部生に比べて圧倒的に少ないのが現実。

 

なので出遅れてしまうと挽回がききにくいんですよね。

 

「理系の大学院生が就職に不利」ではなく「準備不足の理系大学院生は内定をもらえない」が正しい認識ですよ。

 

就活で苦労したくない・・という方は早めに就活のプロに相談することがおすすめ。「キャリアチケット」を使えば 完全無料で相談することができますよ。

 

就活に使うことができる時間が少ない理系院生が、効率よく就活を進めるうえではマストな就活サイトかなと思います。

 

大学院に進学するか迷っている人も「キャリアチケット」で相談することで、納得がいく進路選択の手助けになる情報を手に入れることができます。

 

研究室が就活に対して厳しい

 

教授からのプレッシャーで就活が出来ない・・

 

上記のように悩む理系院生は多いですが、このパターンも就職に失敗する理系院生の特徴です。

 

ひどいところでは平日は朝10時-夜10時まで、土曜日は朝から夕方まで研究という研究室もあります。これでは就活の準備が出来ないのも当然かなと。

 

その結果、就活に失敗してしまって行く企業がない・・ということになってしまいます。

 

このように、研究室選びに失敗すると就職にも失敗するリスクが上がります。

 

博士課程まで行く予定がない方は、就活がしっかりと出来る研究室を選ぶようにしましょう。

 

よくある質問②:ブラック研究室を避ける方法は?

 

結論として「研究室の先輩に聞く」しか方法はありません。

 

特に、修士1年の先輩に聞くことがおすすめです。

 

修士2年の先輩の就活状況を客観的に見ていたからですね。

 

就活が終わってしまった修士2年生だと「なんとかなるよ!」のような曖昧な回答になることが多いと思います。実際ぼくも研究室見学で聞いたときには「なんとかなる」とあしらわれた経験がありますし.....

 

しかし、客観的に見ていた修士1年の先輩からは

 

就活中もこれくらい研究してた

研究室が忙しすぎて、思ったより企業にエントリー出来ていなかった

 

のようなリアルの意見を聞くことができます。

 

就活が出来る研究室を選ぶために「生の声を聞くこと」は非常に大切ですよ。

 

大学院進学へ目的が明確ではない

 

学生生活を伸ばしたかったら、周りの大半も院へ進学するからなんとなく自分もした。

 

上記の理由で大学院に進学した学生は就活に失敗しやすいです

 

理由はシンプルで、大学院の2年間で企業が求めるレベルまで能力が向上しない可能性が高いから。

 

大学院卒は学部卒に比べて初任給が高く設定されていますよね。これは、2年間長く学んで身に付けた知識やスキルに対する評価です。

 

大学院進学の目的がない人は下記のように時間だけを無駄にする傾向にあります。

 

「明確な目的がない➝努力をしない➝能力も向上しない➝時間だけが無駄に過ぎてしまった」となります。

 

そして、いざ就活となったときに企業が求めるレベルに達していないため、不採用の連続という結果が待っているというわけです。

 

『明確な目的がないけど、なんとなく大学院に行くか。』くらいの軽い気持ちで院に進学すると、かなりきつい未来が待っていますよ。

 

大学院での就活はかなり大変

 

「就活に失敗したくない。早く対策しなきゃ。」と多くの大学院生は思います。

 

しかし「大学院での生活が忙しすぎて就活の準備ができない・・」ということは実はよくある話。

 

そこで、ぼくが実際に体験した・見てきた経験をもとに、大学院生の研究と就活の両立の難しさのリアルをお伝えします。

 

早速ですが、大学院生が日々こなす必要があることは下記の通り。

 

  1. 修士論文に向けた研究
  2. 単位取得に向けた授業への出席
  3. ゼミでの発表(月1くらい)

 

研究だけで平日の10-19時の時間帯はつぶれてしまいます。

 

そして19時からゼミの準備やテスト前はレポートやテスト勉強をするイメージ。

 

このように、大学院生の生活は平日の朝から夜まで学校のことだけしかできないくらい多忙です。

 

就活の時期は上記のことに加えて就活対策を進める必要があります。

 

それにも関わらす、就活のために研究を少し休んでいいという研究室は非常に少ないのが現実・・

 

自分のプライベートの時間を削れなければ、十分に就活の準備すらまともにできません。

 

大学院生は学部生と違って就活に使える時間が圧倒的に少ないんですよね。

 

僕の大学院の同期でも研究が忙しすぎて、企業のエントリー数を絞らなければならない人はたくさんいました。大学院はとにかく時間がないので、早め早めの準備が大切になります。

 

理系が就活で使うべきサイトを次の記事でまとめています。これらのサイトを使って今から情報収集すすめていきましょう。

 

【全て無料】理系が使うべきおすすめ就活サイト6選【使い方も解説】

続きを見る

 

理系で大学院に進学するかの基準は2つ

 

大学院に進学するか学部で就職するか迷う・・という選択は理系なら誰しも一度は抱える悩みですよね。

 

その中で大学院に進学するメリットがあるのは下記のような人です。

 

研究職として就職したい

研究したいことが明確に決まっている

 

それぞれ、どのようなメリットがあるのか順に解説していきます。

 

研究職として就活したい

 

研究職または開発職として就職したいと考えている場合は「大学院進学」はマストです。

 

理系学部卒の研究職や開発職の採用枠は、ほんとうに一握りというのが現実だからです。

 

でも、実際に採用要件を見てみると「大学卒業以上」の記載があるので学部卒でも大丈夫なのでは?

 

上記のような疑問を持つ方もいると思います。たしかに学部卒で研究職として就職する学生もいます。

 

ですが、研究・開発職の採用枠の割合はこのように「大部分は大学院卒」というのが現実。

 

学部卒:10%

修士卒:80%

博士卒:10%

 

正直に言えば、東大や早慶などの上位校でも学部卒では研究職として就職することはめちゃめちゃ難しいです。

 

なぜなら、採用枠を競う相手である大学院卒の学生には”研究を2年間やった”アドバンテージがあるからです。

 

大学院卒のアドバンテージは下記の2つですね。

  1. 研究した実績でアピールできる
  2. 研究への熱意をリアルに話せる

 

実際、研究職でも新卒の就活は「ポテンシャル×熱意」の勝負です。

 

学部卒では研究の経験が浅いのでポテンシャルも熱意も示すのは難しいです。

 

今考えてみて、ぱっと浮かびますか?ぼくは学部時代には無理でした。

 

しかし、ポテンシャルを示すことができる「実績」「2年間の研究経験」からくるリアルな研究への熱意が大学院生にはあります。

 

研究職への就活では勝負の土俵に立った時点で大学院生が圧倒的に有利

 

『研究職として働きたい!』と考えている人は、大学院に進学して修士卒として就活することがおすすめです。

 

研究したいことが明確に決まっている

 

研究したいことが決まっている場合は迷わず大学院進学を選択すべきです。

 

理由は下記の通りです。

  1. 熱心に研究していれば就活で困らない
  2. 企業では自分が好きなことを研究できない

 

順に解説していきますね。

 

熱心に研究していれば就活で困らない

 

大学院時代にさぼらず研究に取り組いれば就活で困ることはほぼありません。

 

理由としては次の2点が挙げられます。

企業が求める能力が身に付いている

企業に評価されるレベルの実績がでる

 

大学院、特に修士課程は学ぶ場です。

 

提供された研究テーマやゼミの1つ1つを丁寧にこなしていれば能力も結果も付いてきます。

 

そのため、熱心に2年間取り組んでいれば勝手に企業に評価される人材になっているはず。

 

実際に、研究を熱心に取り組んでいて就活で失敗した人は見たことがありません。

 

「大学院を有意義に過ごす」という強い意志があれば、就職できないということは99%あり得ないので安心してください。

 

企業では自分が好きなことを研究できない

 

企業に就職してしまうと利益に繋がる研究しかできなくなります。

 

というのも、企業は学ぶ場ではなくビジネスを行い利益を追求する場所だから。

 

そのため、自分が好きなテーマを研究できるのは学生時代までなんですよね。

 

研究したい!と強く思うテーマがある場合は大学院で徹底的に研究することがおすすめです。

 

繰り返し説明しているように、大学院進学で就職が不利になることはないので。

 

後悔が残らないように進路は慎重に検討していきましょう。

 

さらに詳しく大学院進学のメリットやデメリットを知りたい方は次の記事もあわせて参考にしてみてください。

 

就職か大学院への進学で悩んだ際に知っておくべきメリット・デメリット

続きを見る

 

まとめ

 

「理系の院卒は就職できない」ということはあり得ない話です。

 

むしろ、理系の院卒は多くの企業から欲しがられる人材ですよ。

 

しかし、適当な理由で大学院に進学してしまうと「研究で2年間忙殺されたのにも関わらず就職が上手くいかなかった」ということもあり得ます。

 

このように、理系の大学院進学は人によっては大きなメリットになるし、また違う人にとってはデメリットにもなります。

 

目的を明確にしてから「大学院進学」か「学部就職」かの選択をするようにしてくださいね。

 

今回は以上です!この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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