理系の就活

就職か大学院への進学で悩んだ際に知っておくべきメリット・デメリット

 

就職するべきか大学院に進学すべきか迷っています。どちらが正解なのでしょうか。大学院進学のメリット・デメリットについて教えてください。就職か院進学の判断基準も知りたいです。

 

こんな悩みを解決する記事になっています。

この記事を読むことで、「大学院進学のメリット・デメリット」「就職か大学院進学かの判断基準」までをイメージできるようになると思います。

また、最後には大学院での就活のリアルについても紹介しています。

 

記事の信頼性

・倍率300倍を超える企業から複数社内定を獲得

・「学部で就活⇒大学院進学」の経歴あり

・これまで就活生を350人以上サポートしてきました。

 

 

大学院へ進学するメリット

 

大学院進学のメリットは下記の通りです。

・就職先の選択肢が増える

・研究室推薦がもらえる

・専門的な知識が身に付く

・理系人材として評価される

順に詳しく解説していきますね。

 

就職先の選択肢が増える

 

大学院に進学すると研究・開発職として就職するという選択肢が増えます。

実は、研究・開発職の応募条件を”大学院卒以上”としている企業も少なくはありません。

なぜなら、学部卒では研究に対する知識・技術が不足していると判断しているからです。

 

東大・早慶のような上位校でも学部卒では研究・開発職として内定は難しいのが現実。

そのため、研究・開発職という選択肢を増やせることは大学院進学の大きなメリットになります。

 

大学院卒で選考に不利になることはない

大学院(修士)卒という理由でマイナスの評価されることはありません。

理系の職業ではない、営業職やマーケティング職などでも文系学部卒の学生とも同じ土俵で評価してもらえます。

大学院に進学した結果、就職先の選択肢が狭まるということはないので安心してくださいね。

 

研究室推薦がもらえる

 

研究室から企業への推薦がもらえるのは大学院進学のメリットです。

研究推薦は基本的に"大手企業"への推薦になります。

なので、大手企業の研究・開発職を狙っている人には魅力なシステムかなと思います。

 

推薦とは下記のようにいくつかのパターンが存在します。

なぜなら、推薦のレベルは研究室と企業との密接度で決定するからです。

・ESの免除

・最終面接のみ

・内定は決まっていて面談のみ

 

推薦が1枠もない研究室もあれば、所属する全学生が推薦で就職できるという研修室も存在します。

研究室推薦を使って就職したいという方は、研究室選びを慎重に行う必要があるのです。

 

研究室推薦が使えるか調べる方法

その研究室に推薦枠がどれくらいあるかは生の声を聞くしか知る方法はありません。

(ホームページなどへの記載は一切ないんですよね・・)

具体的には下記の方法で調べることがおすすめです。

 

  • 研究室訪問で所属している学生に聞く
  • 教授に毎年の学生の進路を聞く

 

「研究室推薦≠隠す必要がある」なので、質問すれば簡単に確認することができますよ。

 

また、教授の実績が高い研究室は推薦の枠数が多い傾向にあります。

なぜなら、実績があるとその分野で顔が広いのでその分コネが多いからです。

教授が○○賞受賞とか△△学会理事長の場合は推薦枠が余るほどある可能性が高めです。

 

僕の研究室の教員は○○業界の重鎮のような方でした。その方は、就職で困ったら○○業界なら大抵はなんとかしてあげる。と言ってましたね・・

 

研究室推薦を使って就職したい場合は「研究室内の生の声」と「教授の実績」の2点を参考にして、慎重に研究室選びを行うようにしてみてください。

 

専門的な知識が身に付く

 

大学院進学のメリットの3つめは”専門的な知識が身に付くこと”です。

なぜなら、2年間の研究と100ページ近い修士論文の執筆を通じて、膨大な知識量を獲得することができるからです。

 

この特定分野の知識を評価して企業は学生を採用したいと考えるのです。

 

研究を行うために知識が必須ですよね。

そのため、専門的な知識がある学生は早く活躍する可能性が高いと評価されるのです。

 

理系人材として評価される

 

修士の学位を取得して初めて、企業から理系人材として重宝されるようになります。

学部卒では本格的に研究をしているわけではないので、文系とさほど変わらないと判断されてしまうのが現実・・

 

大学院の研究で「思考力」「課題解決力」「忍耐力」を身につけて初めて理系人材として評価されるのです。

 

実際、研究・開発職はもちろんですが文系職でも理系院生枠というものが存在します。

理系院生を○○人採用という目標を立てている企業もあるほどなのです。

裏ルートで理系院生のみ参加可能という募集もあったりしますね。

 

このように、理系人材の称号は大学院を卒業してやっと獲得できるものなのです。

 

大学院へ進学するデメリット

 

次は大学院へ進学するデメリットについて紹介します。

デメリットは下記の通りです。

・キャリアが2年遅れる

・分野によって就職先が絞られる

・時間を無駄にする可能性が高い

 

順に詳しく解説していきますね。

 

キャリアが2年遅れる

 

大学院進学で1番のデメリットはキャリアが2年分遅れることです。

学部で卒業した同期は2年間早く社会人としての経験値を積んで成長しています。

大学院時代を何も考えずに過ごしてしまうと、能力にかなりの差が生じてしまいます。

 

実際に大学院卒でも学部卒と同等の待遇の企業も存在します。

そのため、企業によっては大学院での2年間のために、出世や給料の伸びが遅れるといこともあり得るのです。

(ほとんどの企業では2年上の役職&給料になっています。)

 

就職したいと考える業界・企業の待遇については確認してから進路を決定してくださいね。

 

分野によって就職先が絞られる

 

進学した分野によって就職先が絞られるということも大学院進学のデメリットの1つです。

なぜなら、大学院卒は専門分野があるからこそ、他の分野では評価されにくい傾向があるからです。

 

例えば、生物系の分野に進むとTOYOTAやSONYなどの自動車・家電メーカーへの就職がかなり厳しくになるという感じです。

工学系の大学院卒の学生がいるのに、あえて生物系専攻の学生を取るメリットはないですよね。

 

大学院卒の場合、学部卒とは異なり専攻分野が就活に大きく関わってくるのです。

 

専攻分野に関わる分野であれば問題なく評価される

専攻分野と関わりがある分野の企業であれば、ハンデを背負って選考を受けることはありません。

なぜなら、大学院で身に付けた専門的な知識が活かされる部分があるからです。

例えば、生物系を専攻していたら「製薬系」「日用品系」「食品系」の企業では選考が不利になることはないですね。

 

このように専攻と志望企業の研究内容が100%一致している必要はありません。

重要なのは大学院での研究で身に付けたことが、その企業で活かせるかどうかなのです。

 

時間を無駄にする可能性がある

 

大学院時代を目的なく過ごしてしまうと成長もできずに無駄な2年間になってしまいます。

とりあえず大学院を卒業すれば拍が付いて内定をとれる。というほど就活は甘くありません。

 

能力も上がっていないのに、無駄に年齢だけ上がった学生を採用したいと考える企業は少ないかなと思います。

明確な目標を立てて大学院生活を過ごさなければ、キャリアで重要になる20代の2年間を無題にすることになるのです。

 

大学院での学びの汎用性は高くないかも・・

大学院で身に付くスキルは汎用が高くないものも多いのです。

もちろん、その分野での知識や機材の使い方は、そこでしか得られない学びであることは間違いありません。

 

しかし、”分析力””や”課題解決力”は大学院でしか身に付けられないスキルなのでしょうか。

実は、社会人としてビジネスを行っていても身に付けられるスキルなのです。

文系の学部卒でもばりばり分析を行い、次から次に課題を解決してビジネスを成長させている方はたくさんいますよね。

 

社会人として活躍するスキルを身に付ける。

これが大学院進学の目的の場合は、進路を再検討or目標の再設定を行ってみてください。

1人で決められない場合は先輩に相談してみましょう。

先輩も1年前に同じ悩みを抱えていたはず。参考になるアドバイスをもらえると思います。

 

就職か大学院かを判断する基準

 

先ほど紹介したメリット・デメリット踏まえて、就職か大学院進学かを選択する基準を紹介します。

筆者自身の経験(大学院卒)&就活生350人をサポートしてきた知見を活かして作成しました。

どちらにするか悩んでいる方は参考にしてみてください。

 

【大学院進学した方がいい人の特徴】

  • 研究したい内容が明確にある
  • 将来的に研究職として働きたい
  • 文系職と研究職どちらにも行く可能性がある
  • 学生期間を2年伸ばしてやりたいことがある

 

【大学院進学しない方がいい人の特徴】

  • とりあえず学生期間を伸ばしたい
  • 研究・学問に興味がない
  • 文系職として就職したいと考えている

 

就活に失敗しそうな場合は大学院進学もあり?

結論からお伝えすれば「あり」です。

なぜなら、今回の就活で得た知識を活用すれば大学院時代の就活で成功しやすいからです。

 

就活に失敗して大学院進学するうえで下記の2点は注意が必要です。

  1. 今回の就活が失敗した理由を分析する
  2. 2年間を使ってスキルアップする

 

今回の就活が失敗を分析することはマストです。

なぜなら、失敗した理由は分析・改善しなければ大学院での就活も失敗してしまうからです。

今回の就活で失敗を改選することで、大学院での就活は上手く進めることができるはずです。

 

2年間を使ってスキルアップすることは非常におすすめです。

就活において、ビジネススキルが高い学生は評価されやすいからです。

おすすめは下記の3点です。

・英会話

・バイトで新し取り組みをする

・長期インターンを始める

 

今からスタートして、大学院時代の就活を有利に進めていきましょう。

 

資格の習得はおすすめできません。理由は、資格が就職先で活用できるか分からない、就活では資格を持っていても評価されないからですね。

 

 

大学院での就活はめちゃくちゃ大変

 

大学院は2年間という短い時間のわりにやることが盛りだくさんです。

そのため、就活にも時間を割くことができないのでかなり苦労します。

 

具体的に2年間でやるべきことは下記の通りです。

  1. 授業にでて10-20単位取得する
  2. 月に1,2回程度ゼミで発表
  3. 修論に向けた実験
  4. 約100ページの修論
  5. 2年間で学会発表を2,3回

 

実験は平日の10-19時くらいまでがつぶれます。

さらに、バイトをするべき人は平日の実験後に行う必要があります。

ゼミの発表の担当週は土日のどちらかがなくなるかなというイメージですね。

 

このように大学院のことだけで手が回るなくほどやることはたくさんあります。

しかし、就活期間中でも「教授が実験を止めていいと許可してれる」ことはほぼありません。

研究のためにエントリー数を減らした。ということを頻繁に聞くほどです。

 

大学院での就活は研究と両立する必要があるのでめちゃくちゃ大変です。

甘い気持ちで就活に挑むと、内定が決まらないor修論に入れる実験結果が足りない。ということになってしまうのです。

 

大学院進学する場合にするべきこと

 

大学院を卒業して就職しよう。

という方に今やっておくべきことを紹介します。

それは下記の通りです。

・大学院入試の対策を早めに始める

・自己分析を行う

 

それぞれ順に解説していきますね。

大学院入試の対策

 

当り前ですが入試に合格しなければ大学院に入学することはできません。

大学院の入試の範囲はかなり広いので早めに対策を進めておく必要があります。

(出題範囲は500-1000ページの教科書を3冊分とか普通にありますよ、、)

 

勉強を開始する前に先輩に、大学院入試の対策方法を絶対に聞くようにしてください。

実は、対策するべき範囲や使うべき参考書がだいたい決まっているのです。

 

早めに対策をスタートして、確実に合格を勝ち取りましょう。

 

自己分析

 

自己分析は就活を進めるうえで最も重要です。

なぜなら、ESや面接での回答はほぼ全て自己分析の結果を参考にする必要があるからです。

大学院に入学してしまうと就活のために時間はあまり取れません。

今から自己分析を始めて大学院での就活を有利に進めていきましょう。

 

自己分析初心者にはツールの利用がおすすめ

自己分析をしたことがない・・やったけど迷子になってしまった・・

という方は自己分析ツールの利用がおすすめです。

 

自己分析ツールとは質問に回答するだけで、”性格”や”強み”を分析してくれツールです。

統計学に基づいているので精度はかなり高めかなと思います。

ぼくも実際にやっていましたが「中学生から自分のこと知ってますか?」というくらい当たっていました。

 

無料会員登録のみで利用できるので、ぜひ一度試してみてくださいね。

 

 

まとめ

 

就職か大学院進学の選択は非常に大切です。

今回紹介した大学院進学のメリット・デメリットを参考に考えてみてください。

 

どちらが正解・不正解ということはありません。

理系は大学院に行くべきという概念に縛れ過ぎなくてもいいかなと思います。

自分が納得できる道に進むことが重要なのです。

 

今回は以上!です

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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